古事記の神「木花咲耶姫」とは?



古事記には数多くの神様が出てきますが、
木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)のお話は
有名なものの中の一つです。

学校の名前にもなっている
(大阪市立咲くやこの花中学校・高等学校)し、
全国で祀られている神社も多いです。

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Original update by: Stéphane D
(コノハナサクヤが祀られる北口本宮富士浅間神社)

 

では、木花咲耶姫と言うのは一体誰で、
どんな神様だったんでしょう?

そして木花咲耶姫を「選んだ」結果、
神話の中で起こった事とは一体、何だったんでしょう・・・?

 

木花咲耶姫の両親は?姉妹は?夫は?

 

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木花咲耶姫の両親は、
イザナギノミコトとイザナミノミコト
の間に生まれた
オオヤマツミ(大山積神)とカヤノヒメです。

そして姉がイワナガヒメ(石長姫、磐長姫とも)
と伝えられています。
そして夫はアマテラスオオミカミの孫で、
天上から葦原中国(あしはらなかつくに、
今の日本の国土のこと)をおさめるために下ってきた
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)です。

 

天から降臨したニニギノミコトは、
笠沙の岬というところで美しい女性を見つけ、
妻になるように頼みました。
この美しい女性というのが、木花咲耶姫だったんです。
突然のプロポーズに木花咲耶姫はびっくり、
「父の許可をもらわないと」
という木花咲耶姫の話を受けて、
ニニギノミコトは咲耶姫の父であるオオヤマツミに
許しを受けに行きます。
オオヤマツミは大喜びで、
木花咲耶姫とともに、
その姉のイワナガヒメも
ニニギノミコトに嫁がせようと支度します。
ところが、イワナガヒメは残念ながら美人ではなく、
ニニギノミコトは「妹だけ妻にする」と姉を追い返してしまうんです。
一人の男性に2人の女性を嫁がせようとする父親もワイルドですが、
顔だけ見て追い返されてしまった
イワナガヒメがなんとも気の毒です・・・。

 

そうするとオオヤマツミからニニギノミコトに手紙が届きます。
「私が二人の娘を一緒に差し上げたのは、
イワナガヒメを妻にすれば
ニニギノミコトの命は岩のように永遠のものとなり、
木花咲耶姫を妻にすれば
木の花が咲くように繁栄するだろうと
誓いをたてたからです。
木花咲耶姫だけと結婚したので、
ニニギノミコトとそのご子孫の命は
木の花のようにはかなくなるでしょう。
残念なことです。」
美しい娘だけを選んだために、
これ以降天孫(ニニギノミコト)とその子孫の寿命は
他の人間と同じ程になった・・・ということなんです。
美人を選んだ結果困ったことが起こる・・・
実はこんな神話、日本以外にも多くあったりします。
次にそれを紹介しますね。

美人か不美人か=石かバナナか? 一体なんのこと?

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Original update by: iyoupapa

美人か不美人か、を選ぶ日本神話に似ているのが、
東南アジアに広く伝わる「石かバナナか」を選ぶ神話です。
大雑把な説明になりますが、こんなお話です。
神が人間に対して石とバナナを見せ、
どちらかを選びなさい」と命じます。
人間は食べられない石よりも、食べられるバナナを選びます。

固くて性質が変わらない石は不老不死の象徴で、
石を選んでいれば人間は死なない身になることができたが、
子ができると親が枯れてしまうバナナを選んでしまったので、
またはバナナのようにもろく腐りやすい体になって、
人間は死ぬようになってしまった。

 

非常に似ている話ですよね・・・。
旧約聖書にも「生命の樹の実と知恵の樹の実」が出てくる
アダムとイブの話がありますし、
ギリシャ神話にもこんな「二択」の話は出てきます。
世界中の神話はどこかしら似ている話も多いというのが不思議ですよね。

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炎の中の出産!コノハナサクヤは強かった!

イワナガヒメのことがありながらも、
ニニギノミコトは無事、コノハナサクヤと結婚します。
そしてなんと一夜で木花咲耶姫は身ごもってしまいます
いくら何でも早すぎだろう!と現代人も思いますが(笑)、
ここは突っ込まずに…。
ニニギノミコトもあまりの突然の事に、
それは自分の子ではないんじゃないか?」と疑います。
疑われて怒った木花咲耶姫は、
じゃあ疑いを晴らして差し上げます!」と言い、
扉のない産屋(お産のための建物)に入って外から火を付けさせ、
「この子たちが天津神
(もともと天にいた神、ここではニニギノミコト)の子であるなら、
炎の中でも無事に産めるはず。
そうでないなら焼け死にます!」

とびっくり宣言をするのです。
ニニギノミコトは慌てますが、
炎が収まった産屋からは
ホデリ・ホスセリ・ホオリの
三人の赤ちゃんが無事生まれました。

コノハナサクヤ、すごい度胸です(唖然)
ちなみにホデリは「海幸彦」、
ホオリは「山幸彦」と呼ばれ、
また別の神話の主人公になっています。
そしてホオリノミコトの孫が初代天皇・神武天皇と言われているんです。

まとめ

今回はコノハナサクヤの伝説をまとめました。
日本全国の浅間神社などにまつられているコノハナサクヤは
渦中出産の話から日の神とも、
また逆に水の神とも伝わり、
この話から妻、安産、子育ての神ともされていて、
名前にちなんで桜の木をご神木としています。

お付き合いすると寿命が縮む美女、
あなたなら奥さんにしますか・・・?

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