季節のグルメ

柏餅が行事食になった由来とは?端午の節句に食べる意味は?

子供の日には欠かせない食べ物、柏餅。

そんな柏餅が子供の日の行事食になった由来って?

柏餅に込められた願いとは何なのでしょうか(・・?

 

Original update by : hjw223

 

子供の日の行事食でもあり、定番となっているオヤツといえば、
やはり柏餅ですよね。

葉っぱで包んだ真っ白なお餅を頬張り、
嬉しそうに笑う子供たちの顔が目に浮かびます(*’▽’)

 

ところで皆さんは、どうして子供の日に柏餅を食べるようになったのか、
その由来はご存じでしょうか?

恐らく知らない方が多いと思いますので今回は、子供の日の行事食が柏餅になった由来、
柏餅に込められた意味や願いについてお話していこうと思います。

それと柏餅の簡単レシピもご紹介しますので、最後まで要チェックですよ!

 

柏餅が行事食になった由来を知っていますか?

SPONSORED LINK

 

 

今では子供の日の風物詩として知られている柏餅ですが、
一体いつ頃から食べられるようになったのでしょうか?

 

端午の節句に柏餅を食べる文化が浸透したのは、江戸時代の頃だと言われています。

端午の節句の風習自体は中国から伝わったものですが、柏餅は日本で生まれた独自のお菓子になりますね(≧▽≦)

柏餅の誕生に明確なルーツはないようですが、カシワの葉がもともと神聖なものであったことから、端午の節句の行事食として認められたのではないか、と考えられています。

 

ちなみに、柏餅と同じく端午の節句の行事食である「ちまき」は平安時代の頃に中国から伝来したもので、主に関西地方で食べられています。

このちまきの文化が後に江戸にも伝わり、それが独自の発展を遂げて「柏餅」になった、という話もあるようですね(・ω・)ノ

 

そのため昔から、

ちまき=関西の行事食。

柏餅=関東の行事食。

 

と区別されていました。

 

しかし現在は「柏餅」も「ちまき」も全国に流通しているため、
地域差はそんなに気にしなくてもいいようですね(=゚ω゚)ノ

 

さて、先ほども申し上げた通り、カシワの葉は昔から神聖なものだと考えられています。
そして、そんなカシワの葉で包んだ柏餅にもまた、神聖な願いが込められているのです。

というわけでお次は、端午の節句に柏餅を食べる意味について解説していきますね(*’▽’)

 

[adsense]

 

端午の節句に柏餅を食べる意味

正月ならおせち、節分なら恵方巻きといったように、
大抵の行事には「行事食」があります。

端午の節句の場合、行事食は柏餅ですよね(*’▽’)

 

しかしなぜ、端午の節句の行事食は柏餅なのでしょうか?
そこに特別な意味はあるのかどうか、気になりますよね?

というわけで調べてみたところ、柏餅を包むカシワの葉に願いが込められている事実が分かりました。

 

どんな願いかと言うとズバリ、「子孫繁栄」です!

なぜカシワの葉と子孫繁栄が繋がるかと言うと、
それにはカシワの葉のとある特徴が大きく関係していました。

 

と言うのもカシワの木の葉には「新しい芽が出るまで古い葉っぱが落ちない」という性質があり、それがまるで子が死ぬまで生き続ける親の姿に見えることから、子孫繁栄を祈るのにピッタリだと思われたようですね( ゚Д゚)

 

それと、柏餅に使用されている葉っぱを「柏の葉」と表記するのは、厳密には間違いです!

「柏」の字が示しているのはコノテガシワと呼ばれる植物で、柏餅の葉っぱとして使用されることはありません。柏餅に使用する葉っぱはブナ科のカシワになりますので、本当は「槲」と表記するのが正しいそうですよ(/・ω・)/

 

また、地域によってはサルトリイバラという植物の葉っぱで巻かれた柏餅も存在します。

自分の住んでいる地域の柏餅が「槲」の葉で巻かれているのか、「サルトリイバラ」の葉で巻かれているのか、皆さんも確認してみてはいかがでしょうか?

 

ちなみに!

槲の葉であってもサルトリイバラの葉であっても、
無理して葉っぱごと食べる必要はありません。

柏餅の葉っぱは桜餅の葉っぱと違い、食べられるように加工されていないので、
残してもマナー違反にはなりませんよ!

 

さて、柏餅のお勉強ばかりしていたらお腹が空いてきましたね(;´∀`)
というわけで次は、端午の節句に作りたい柏餅レシピをご紹介します!

 

柏餅の家での作り方を大公開!

皆さんは毎年、柏餅をどうやって用意していますか?

 

恐らくですが大半の人は、スーパー等で購入して済ませていると思います。
その方が簡単で確実ですからね(;’∀’)

しかし!たまには柏餅を手作りしてみるのも一興ではないでしょうか(≧▽≦)
というわけで早速、端午の節句に作りたい柏餅レシピを紹介しますね!

 

 

 

今回のレシピは、「早稲田屋あんこや」さんの動画を参考にさせて頂きました。

詳しくはこちらをご覧下さい!

 

では材料と作り方を見ていきましょうo(^o^)o ワクワク

 

〇材料

(生地)

上新粉→100g
白玉粉→20g
砂糖 →20g
水  →140ml

固めのこしあん→160g
柏の葉っぱ  →8枚

布手袋・ゴム手袋(餅生地を触る時に使用)

 

☆材料の比率は生地30gに対して、あんこ20gになるように調節しましょう!
☆真空包装の柏の葉を使用する場合は、事前によく洗っておきましょう。

乾燥した柏の葉を使用する場合は、色がつくまでゆでておくのを忘れずに!
(詳しくは購入した柏の葉のパッケージ等を参考にしてください)

 

作り方

1.☆2を参考にして、柏の葉を使える状態にしておきます。

 

2.こしあんを20gずつ計量して、丸めます。
こしあんは固い方が餅に包みやすいですよ。

 

3.耐熱ボウルに生地の材料を全て入れ、よく混ぜましょう。
混ざったらそれを、電子レンジで2分加熱します。

 

4.電子レンジから取り出したものを再びよく混ぜ、生地がもったりとしたら再び電子レンジで2分加熱します。
(まだ餅の生地に生の部分がある場合は、さらに混ぜて加熱してください)

 

5.布手袋の上からゴム手袋をはめ、出来立ての餅生地をボウルに移して揉みます。
この時、多少の油を手袋や餅生地を入れるボウルになじませておくことで、餅生地がくっつくのを防ぎます。

 

6.よく揉んだら、すりこぎや麺棒でつきます。
生地が完成したら、今度はそれを30gずつ計量して分けましょう。

 

7.出来あがった餅生地であんこを包み、ハマグリ形に整えます。

 

8.完成した餅を柏の葉(ツルツルした方を内側にして)で巻けば完成です!
柏の葉が大きすぎる場合はハサミでカットする等の工夫をしてくださいね。

 

さあ、皆さんも今年は手作り柏餅で端午の節句を祝いましょう!

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

柏餅の由来は謎の部分も多いですが、「子孫繁栄」という
素敵な願いが込められていることは分かって頂けたと思います。

皆さんも柏餅を頂く時は、自身や家族の健やかな毎日に感謝しながら
食べてみるといいかもしれませんね(#^.^#)