自分も社会人として一人前になってきたころ、
育ててくれた両親が危篤になったら・・・
自分でしっかりと葬儀を執り行うことができるのか不安・・・

Original update by : 足成
家族の訃報に関する連絡や対応など、今まで考えたことがなかった人、
考えたくもなかった人、いろいろな人がいると思います。
しかし、別れというものは必然的にやってきてしまうものなのです。
多くの人にとって亡くなった後のことは考えておらず、
いざという時戸惑ってしまうと思います。
避けるべきものとして遠ざけるのだけではなく、
そういう時が来た時のために知っておくことも大事です。
訃報の連絡をするタイミングはいつ?
まず気になる事としては、「訃報の連絡をするにはどのタイミングがベスト」なのか、ですよね。
親族や近しい友人の場合、出来るだけ早く知らせてほしいと思ってる方が多いので、
なくなってすぐに連絡をするのが望ましいです。
ただし、亡くなった時間を考えつつ連絡を取るべきでしょう。
亡くなった時間が深夜や早朝などの場合、心配して起きている状況を除いては、一般的には就寝している時間です。迷惑がかかってしまう時間帯となるため、配慮が必要です。
そのあたりに配慮しつつも、なるべく早くに訃報を伝えることで、葬儀に参列する準備を進めることができます。
その場合にはまだ通夜や葬儀などの日程が決まっていないことがほとんどだと思います。まずは亡くなったことのみを簡潔に伝え、「詳細は後程連絡します」と添えれば良いでしょう。
順番などを考えて効率よくし、あらかたの連絡を済ませてしまえば、自分自身も落ち着いて心の整理をつけることができますよね。
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訃報の連絡ってどうやればいいの?
訃報の連絡をする際の手段として電話連絡が一般的とされています。
住んでいる地域や、亡くなった方の勤めていた会社などにはその責任者に連絡を入れて、
周りに広めてもらったりなどして時間を有効に使うといいでしょう。
また、状況や相手によっては電話ではなく、
FAXやメールを活用するという連絡方法もあります。
その場合には、口頭ではなく書面での連絡となるため、簡潔に済ますことができます。
ただし、相手によっては失礼にあたる場合もあるため注意が必要です。どちらを選ぶかはその状況によって変わりますが、やはり近しい関係の方には電話で伝えるほうがいいでしょう。
訃報は誰にどんな順番で連絡するべき?

Original update by : 足成
訃報の連絡は、誰どのような順番で行えばよいのでしょうか?
基本的には、下記の様に近親者など故人に近しい人からするのが望ましいと考えられています。
- 親族や葬儀会社
- 亡くなった方の関係者(友人・知人・会社・会社等)
- 遺族の関係者
- 隣近所や住んでいる地域
大体上記のような順番が好ましいのではないでしょうか?
一般的に訃報の連絡を入れるのは三親等までとされていますが、その範囲外であっても亡くなった方との関係が深かった場合などには、優先して連絡を取ったほうが良いでしょう。
また、自宅で葬儀を執り行う場合には、もしかしたら近隣の方々に手伝ってもらうこともあるかもしれません。亡くなったことを報告し、なにかあれば協力してほしいということも伝えておく必要があります。
また、親族や関係者に限らず、遠方に住んでいる方には早めに連絡を入れましょう。葬儀に参列していただくことになった場合には、交通手段などで手間取ることが少ないように配慮することが大切です。
このように優先順位を決めるだけでも戸惑うことは多くあります。
別れは突然来るものとはいえ、ある程度予測できている場合には、
連絡を入れるための優先リストのようなものを作っておくとスムーズに段取りができます。
「すぐに伝えるべき人」、「日程が決まってから連絡する人」などに分けておくと、
時間を短く済ますことができます。
訃報の連絡って具体的に何を伝えればいいの?
基本的に訃報の連絡は短く簡潔に済ませるものなので、
用件だけをまとめて伝えることが大事です。
- 亡くなった方の名前
- 亡くなった日時
- 死因(簡単でいい)
- 通夜や葬儀の日程(亡くなってすぐに連絡した場合、決まっていないことが多いので、決まり次第また連絡をするということも伝える)
- 自分の連絡先
以上のことを伝えることが先決です。
訃報の連絡を短く済ませる理由として、あまり長電話をしすぎると
相手が混乱してしまうということがあります。
どんなに覚悟していようとも、やはり悲しみは大きいものですよね。
そのため、簡潔にして相手や自分自身も落ち着けるように短く済ませることが大切になります。
もし、葬儀の詳細が決まっている場合は、
葬儀会場や葬儀場の連絡先、喪主についても伝えると良いでしょう。
特に会社などの場合、弔電や葬花の手配などがある関係上、上記の情報が必要となります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のポイントは、
・訃報の連絡は基本的に電話で簡潔に済ませる
・亡くなった方と近しい方から連絡していく
ということです。
なるべく早くにするべきことを済ませて、あとの時間は亡くなった方との時間にあてて、ゆっくり自分の心を整理していきたいですよね。
そのためには、家族や友人と何気ない会話をしながら交友関係などを把握していくことも重要になります。
たったこれだけのことではありますが、バタバタと忙しく見送るよりも、しっかりと腰を据えて送り出せるように普段から少しずつ準備をしておきましょう。