「餞別」の場合、のし袋の書き方ってどうするんだっけ?
なんか注意しなきゃいけないことってあったかな?

Original update by :写真AC
春には、人事異動などで転任する人がいたり、
引越しなどで遠方に行かれる方もいらっしゃることでしょう。
そんな方に、少しもの気持ちとして餞別をおくる場合があるかと思います。
しかし、いざのし書きを書こうとしてもいろいろわからず迷ってしまう事もあるでしょう。
お世話になった人に渡すとなると失敗なんとても出来ない場面ですし、気持ちを伝えるという点では失礼があったら後味の悪いものなってしまうのではないでしょうか?
そんな失敗がないように、今回はのし袋の、のし書きの書き方や
注意点についてご紹介したいと思います。
そもそも餞別ってどんな人に対して贈るものなの?
そもそも「餞別」とはなんなのでしょうか?
餞別の餞には「はなむけ」や「別れに宴」、「別れの銭」などという意味があり、旅人に別れのしるしとして贈られていました。
長い旅路での安全を祈願する意味が込められ、万が一何かあって死んでしまった場合には地獄の門を通るための賄賂として使うようにという意味も含めて渡されていたという話もあります(´;ω;`)
今では公共機関を使えばあっという間に行って帰って来られる時代ですので、本来の意味は失われてしまい、お土産を買ってくるくらいしか使わなくなってしまいました(^^;
そんな意味から転任する人や遠くへ旅立つ人などに、
別れのしるしに金品を贈るという風習が出来上がりました。
最近では転任・引っ越し・異動・転勤・退職・旅行など
新しい門出に立つ人の無事や成功を祈って贈っているそうです(o^―^o)
特に社会人になると上司や同期、部下などに渡す機会は多々あると思います。
社会人としてマナーなどには気を付けたいところですね(^^;
ちなみに社員に贈る餞別には「二度と帰ってくるな」という意味で、
「別れ銭」として渡されることがあるそうです(笑)
「成功して欲しい」という意味なのか、「二度と会いたくない」という意味なのか・・・
どちらかなのかは謎ですが真意はあまり知りたくないですね(-_-;)
さて、次は餞別を渡す時に包むのし袋の書き方についてご紹介していきたいと思います。
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餞別に使用するのし袋の書き方とは?
餞別の時に渡すのし袋、のし書きには一体何を書けばいいのでしょうか?
まず用意するのは、紅白の蝶結びの水引がついたのし袋になります。
転居・引っ越し・異動・転勤・退職・旅行などにはこののし袋を使います。
もし、のし袋がない場合は、白い封筒でも構わないですが、
できれば専用ののし袋の方がいいでしょう(`・ω・´)
転居・引っ越しの場合ですが、蝶結びの上は「御餞別」と書いてください。
グループで贈る場合は「御礼」、「おはなむけ」が無難です。
異動・転勤の場合は、「御餞別」か「御礼」、
個人で贈る場合は「おはなむけ」と書いてください。
栄転祝いや昇進祝いは「御餞別」は省略されます。
退職する方には「御礼」か「御退職御礼」などが無難です。
もし退職後にそのまま起業したり、新しい道に進む方がいらっしゃった場合は
「おはなむけ」と書いてもいいそうです。
蝶結びの上に「御礼」か「おはなむけ」、または「御退職御祝」と書いてください。
退職後、そのまま起業する人や、
新しい道を進む場合には「おはなむけ」でも大丈夫です。
ちなみに、新築住居に移る場合は「新築祝い」の方が喜ばれます(o^―^o)
蝶結びの下には部署名もしくは、個人名を書いてください。
ただし、自身より目上の人や年上の人が相手の場合は絶対に個人名を書いて贈らないでくださいね!
失礼にあたりますよっ(-_-;)
このようにある程度知っておくと、相手に失礼なく選別をお渡しできるかと思います。
しかし、知らずにやってしまうと失礼にあたってしまうようなこともあります。
最後に、気を付けておくべき注意点についてもまとめてみましたので、ご覧ください。
餞別ののし書きをする際の注意点は?

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それでは餞別の、のし書きで気をつけることってなんでしょうか?
先ほども触れましたが、上司などの目上の人や年上の人に渡す場合は、
絶対に個人名を書かないでください!
自分より目上の人に個人の名前を書いて贈るのは失礼に当たるのでしてはけません。
もし個人で贈るのでしたら上は「おはなむけ」、下は部署名で贈ってくださいね(`・ω・´)
それから栄転と左遷の場合は注意が必要です。
栄転がはっきりしている時はいいのですが、
左遷だった場合に回りが栄転だと騒ぐとご本人には辛いことです。
もしわからなくて迷った場合は「御餞別」と書きましょう!
餞別のような、相手に対して送るものというのは、
やはり気持ちや心が大切になります。
別れというのは少しさみしいものです、理由は様々だとは思いますが、
相手の気持ちも思いやりながら気持ちよくお渡しできるとよいですね。
まとめ
皆さんいかがでしたでしょうか?
餞別は、あなたがその人を思う気持ちそのものです。
誤解されないように、しっかりとマナーを確認して
お互いに気持よく別れられるようにしましょう(o^―^o)