葬儀

身近な人が亡くなった場合の基本的な弔問マナーとは?

大切な方の突然の訃報で、
自分にできること・するべきことってなんだろう?

弔問の際にも失礼のないよう、
正しいマナーを知っておきたいな

 

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Original update by : 足成

 

もしも自分がお世話になった人や、仲良くしていただいた人が危篤や亡くなったと連絡があった時、
挨拶がしたいと思うものですよね。

もちろん初めての経験という方もいると思いますし、マナーもよくわからないことが多いと思います。

今回は弔問のマナーを学んで、失礼のないように挨拶できるようにしましょう。

 

身近な人の弔問へ行く際の注意点はある?

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訃報を受けたからといって、自分だけの都合で好きな時間に弔問していいというわけではありません。
挨拶がしたい場合、ご遺族の方にちゃんと連絡を入れてから行くようにしましょう。

まずはご遺族の都合を尋ねるようにし、疲れていたり、忙しそうな様子ならまた後日にするようにしましょう。時間の都合が合い弔問できた場合でも、長居をしてご遺族に気を遣わせないように、手短に済ませるように配慮しましょう。

また、連絡をした際に自分に手伝えることがあるならば、そのように伝えるだけでもご遺族の負担を少しでも軽くすることができます。

 

 

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弔問時の服装マナーは?

 

弔問をする際に気をつけることは、喪服を着ていくことは避け、地味な色合いやデザインのものを選ぶということです。

葬儀の前に弔問する場合では、死を予期していたとして喪服は避けるべきですし、葬儀の後ならば、葬儀を連想させる黒色の服や喪服は立ち直ろうとするご遺族につらい思いをさせてしますことがあるので注意が必要です。

 

例として、女性ならば落ち着いた色のアンサンブルスーツで、極力アクセサリーはしないようにします。
男性は紺のスーツやスラックスなどで弔問するようにしましょう。

 

 

弔問時の基本的な挨拶マナーは?

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Original update by: acworks

 

弔問するときに気にしなければならないのが、ご遺族への挨拶ですよね。いろいろと思いの丈を伝えたいかもしれませんが、挨拶の時には平凡でありきたりなもので良いのです。

難しく考えてしまえばしまうほどドツボにはまり、何が伝えたいのかわからなくなってしまいますよね。しかもそれを失礼のないように伝えるとなると、余計に難しくなるものです。

長くなってしまうと失礼のないように注意した言葉でも、ふとしたときにご遺族からすれば失礼にあたってしまう言葉でがあることもあるので、短くても自分の気持ちを伝えることが大切なのです。

 

失礼にあたってしまう言葉の例として、
「生きているとき」「死亡」「存命中」が挙げられます。

 

これらの言葉は、

 

「生きているとき」→「お元気な時」
「死亡」→「ご逝去」
「存命中」→「生前」

 

など言い換えることができます。

 

上の言葉のほかにも、使ってはならない「忌み言葉(いみことば)」というものがあります。

 

忌み言葉とは、「重ねがさね」や「度々(たびたび)」、「益々(ますます)」など繰り返しを意味する言葉で、不幸が繰り返し起こったり、重なるといったことにつながるので、葬儀・弔問の際には使わないようにします。

あとは、亡くなった時の病状や状況などを長々と聞くのも失礼になりますので注意しましょう。

 

故人と対面する際に注意すべき点は?

故人との対面は、ご遺族からすすめられたときだけで、自分から対面したいということは失礼にあたりますので注意しましょう。

また、すすめられた場合でも自分の手で故人の顔を覆ってある白い布を取るのではなく、あくまでご遺族のあとに続きます。
手順として、

ご遺族が顔を覆う白い布をとる

一礼

対面

合掌(この時、キリスト教式や神式の場合には省きます)

ご遺族にも一礼して下がります。

 

基本的にすすめられた場合に断ることは失礼になりますが、
対面することがつらい場合などには断ることも可能です。

その際には、「お目にかかるのは辛すぎます」などの説明をしましょう。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回のポイントは

 

1.いきなり訪ねるのはNG

2.服装は地味な色合いやデザインのものを選ぶ、喪服は避ける

3.お悔やみの挨拶は平凡でも短くても、伝えたいことを簡潔にまとめることが重要

4.対面はご遺族にすすめられたときだけ

 

の4つです。

 

大切な人との別れは誰にとっても大変つらいものです。

ご遺族の方といろいろとお話したいことはあるかもしれませんが、

ここはご遺族同士での時間を大切にしてもらうために、
長居はしないことも大人としての弔問のマナーといえます。

以上のことに注意して、いつかきてしまうその時のために備えておきましょう。