健康/病気

スギ花粉症の対策のために生まれた無花粉スギとは?

ハクションッ!ズルズル(-“-)

くしゃみも鼻水も止まらないし目もかゆいし・・・

せっかく過ごしやすくなったのに花粉症だとどこにも遊びにいけないよー(;O;)

なんとかならないのかな・・・

 

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Original update by : Joshua Mayer

 

春一番が吹き過ごしやすくなってきましたね(^^)

暖かい春がきて嬉しい声があがる一方で、辛そうな声もあちこちから聞こえてきます(汗)
そう、それは春先からのスギ花粉に悩まされている花粉症患者の声です。

毎年花粉症患者は増え続け、毎年毎年つらい症状に悩まされています(;O;)

 

しかし、そんな中花粉症患者の救世主になりそうな「無花粉スギ」があるということをご存じでしたか?
ここでは意外とまだ知られていない「無花粉スギ」について詳しくみていきたいと思います☆

それではさっそくみていきましょう♪

 

そもそも無花粉スギって何?

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「無花粉スギ」とはその名の通り「花粉を出さないスギ」のことなんです(^^)/

実はこの無花粉スギ、富山県の神社の境内で偶然発見された突然変異体だったのです!

このスギは、外見は普通のスギと同じで、雄花もふつうに作られるのですが、
花粉を作る能力を持ち合わせていません(@_@;)

そしてこの性質は次世代に遺伝することがわかったため、
この無花粉スギをもとに品種改良が行われ、現在では新品種が続々と誕生しています♪

 

ではこの花粉を持たない無花粉スギでスギ花粉症はなくなるのでしょうか?

 

無花粉スギでスギ花粉症はなくなるのか?

花粉症は花粉に対して起こるアレルギー反応なので、もしすべてのスギが無花粉スギに植え替えることができれば、理論上スギ花粉症がなくなる可能性は非常に高いといえます(^^)/

 

じゃあ早く植え替えてー(>_<)

・・・と思ってしまいますが、日本にはスギが約90億本以上もあるといわれています(*_*)

量産化の技術開発にもかなり時間がかかったため、
今はまだ2万本程度しか出荷できていないそうです(-“-)

そのため、日本のあるすべてのスギが無花粉スギになるまで
単純計算でも少なくとも数十年かかってしまいます(-“-)

なかなか道のりは遠いですね(@_@;)

 

そんな夢のような無花粉スギですが、実は普及については反対意見も多いんです(-“-)

それはなぜなのでしょうか?

 

無花粉スギには反対意見も多い?

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Original update by : Craig Sunter

 

花粉症がなくなれば、つらい症状で苦しむこともなくなるし
医療費だって無駄が省けるじゃないか!

と安易に考えてしまいますが、実は無花粉スギを普及させることには
デメリットももちろんあります(>_<)

 

前項でも紹介したとおり、無花粉スギのもともとは突然変異体です。
しかもそれを人工的に交配し、改良をすすめてきました。

さらにこれから先人工的に今あるスギを伐採し無花粉スギに植え替えをしてしまうと、
生態系に影響を及ぼす可能性はじゅうぶん考えられます。

今のところ大きな影響はないようですが、長い目で見たとき何が起こるかはわかりません(>_<)

 

また、こちらも前項でお話ししましたが、日本には約90億本以上のスギが植えられています。

いくら量産できるようになってきたとはいえ、これらすべてを無花粉スギに植え替えるということは時間もお金も労力もかなりかかってしまいます(;O;)

 

さらには、実は花粉症を引き起こすのは花粉だけではなく、排気ガスや工場の煙などによる大気汚染や食生活、ストレスによっても起こりやすくなるといわれています。

そのため、単純に花粉を飛散させないようにするだけでなく、自然環境を良くしたり食生活を改善したりといった別のもっと安全な方法もたくさんあるため、わざわざそんなことをしなくても・・・という意見もあるようです。

 

それに加え、花粉症を引き起こすのはスギだけでなく、ヒノキやブタクサ、マツなどのさまざまな植物によっても引き起こされるため、スギだけ植え替えればいいという問題ではなさそうです(-“-)

 

確かに花粉症患者の救世主ではあるものの、これらのことから無花粉スギの普及については心配や懸念の声が多くあがっていて、安易に植え替えればいい、という問題ではなさそうです(>_<)

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

毎年毎年つらい症状に悩まされ、一生付き合っていかなければならないと思っていた花粉症ですが、
もしかしたらこの無花粉スギによって花粉症患者は激減するかもしれませんね(^^)

とはいうものの、まだまだ検討の余地はあるので、慎重にならなければいけませんが、いつかは花粉症が治るかも!?という期待をちょっとだけ持てるだけで少し救われた気持ちになれそうですね♪