日本の行事

葵祭で「斎王代」に選ばれた歴代の女性は?彼女らの共通点とは?

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葵祭って有名だけど、その主役の斎王代って、
伝統ある日本の美人コンテストみたいに選ばれるのかな??

それとも一般公募とかがされているのかなσ( ̄、 ̄=)

 

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Original update by : musume miyuki

 

平安時代以来、国家的な行事として行われてきた葵祭。
日本の祭のなかでも、数少ない王朝風俗の伝統が残されていて、京都三大祭りのひとつとして有名です。

 

廃絶、復興、中絶を繰り返しながらも現在のような行列が復活したのは昭和の戦後からになります。

現代に蘇る平安絵巻とも言われる「路頭の儀」で、本列の後に続く女人列の中心となる斎王代は、かつて皇室より差し出された内親王に代わり、その勤めを果たす役目があります。

斎王代は京都ゆかりの一般女性から選ばれることになっていますが、一体どのように選ばれているのでしょうか?葵祭の知識と共に、斎王代に選ばれる女性についての情報をまとめました。

 

そもそも葵祭ってどんなお祭り?

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京都で行われている葵祭とはどんなお祭りなのでしょうか。

葵祭りとは下鴨神社と上賀茂神社の例祭で、毎年5月15日に路頭の儀と社頭の儀が行われます。

 

もともとは賀茂祭りと呼ばれていましたが、江戸時代に再興されてのちに、当日の内裏宸殿の御簾をはじめ、牛車、勅使、供奉の衣冠、牛馬にいたるまで、すべてを葵の葉で飾るようになったことからこの名があるとされています。

 

葵祭の見どころは、なんといっても古典行列

平安貴族そのままの姿で列をつくり、総勢500名以上の風雅な行列が京都御所から下鴨神社を経て、上賀茂神社へと向かいます。近衛使・検非違使・山城使・馬寮使・内蔵使による本列に続く、斎王代をはじめとする女人列による路頭の儀では、斎王代のまとう十二単の華やかな衣装に毎年注目が集まります。

 

ではこの斎王代とは一体どのような役割を担っているのか、見ていきましょう。

 

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葵祭で毎年選ばれる「斎王代」とは?

葵祭で毎年選ばれる「斎王代」とはどのような役割の人なのでしょうか?

 

「斎王代」とは、かつて葵祭の女人列の中心となっていた「斎王」に代わってその役目を果たす人のことを指します。斎王は「いつきのひめみこ」ともいい、かつて伊勢神宮や賀茂の神社に奉仕した未婚の内親王、女王のことをいいます。

平安の昔、当時賀茂祭といわれた葵祭が国の祭だったときには、賀茂の宮には斎王がおられ、葵祭に奉仕していました。約400年にわたって続いた賀茂の斎王は、建暦2(1212)年に起こった承久の乱で途絶え、そののち葵祭に斎王が復活することはありませんでした。

 

そののち中断と復興を繰り返した葵祭に、女人列が復興したのは昭和31(1956)年。斎王が存在しないため、斎王に代わる人ということで「斎王代」と呼ばれる女性が女人列の中心となり、京都ゆかりの一般女性から選ばれることになりました。

 

では斎王代とはどのような女性が選ばれるのでしょうか。

一般公募されていない斎王代に選ばれる女性たちについて、詳しく見ていきましょう。

 

斎王代に選ばれた女性たちの共通点とは?

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Original update by : Aurelio Asiain

 

葵祭で重要な役割を果たしている斎王代。

この斎王代に選ばれる女性たちには、どのような共通点があるのでしょうか?
また、どのような基準で選ばれているのでしょう?

 

斎王代は京都ゆかりの寺社・文化人・実業家などの、主に20代のご令嬢から選ばれることが通例となっています。斎王代に選ばれる女性は、京大、同志社、甲南女子、ノートルダム卒などの高学歴で、京都の文化と共に育ち、茶道、華道、日本舞踊などを特技とする、京のお嬢様という共通点があります。

 

斎王代は毎年4月中旬頃に、葵祭行列保存会が発表しますが、その選考方法は非公開となっています。ですが斎王代は葵祭だけでなく祭の前儀の奉仕から始まり、路頭の儀への参加などに対して、そのお役目に対する費用を用意する必要があります。衣装代、クリーニング代のほか、関係者への心づけ、神社への奉納料などをすべて自腹でまかなう必要があるため、選ばれるのは良家の令嬢ということになるのです。

 

そのため、母や祖母など、2代や3代にわたって斎王代に選ばれたという女性も多く、
賀茂神社に縁のある家などからも選ばれることが多い傾向があります。

では斎王代に選ばれた歴代の女性たちは、どのような方なのか見ていきましょう。

 

斎王代に選ばれた歴代の女性は?

斎王代に選ばれた歴代の女性はどんな方なのでしょうか?
平成27年度の斎王代で第60代を数える、葵祭の歴代ヒロインの女性をご紹介します。

 

第56代斎王代(平成23年度)に選ばれた金井志帆さんは当時同志社大学4年生。母親の金井秀美さんは第23代の斎王代、伯母の鈴木保代さんも第10代斎王代を務めており、葵祭に縁の深いご家族でした。

 

第57代斎王代(平成24年度)に選ばれた亀井敦子さんは京都女子大を卒業後、自動車販売会社でお勤めの会社員。父親の亀井邦彦さんは創業から約430年の和装小売り「ゑり善」の社長。下鴨で育ち、葵祭を身近に育った方といえますね。

 

第58代斎王代(平成25年度)に選ばれた長瀬摩衣子さんは当時聖心女子大学3年生。父親の長瀬孝充さんはプラスチック製造販売「キョーラク」の社長。斎王代の発表会場の上京区にある京都平安ホテルの敷地は、かつて摩衣子さんの祖父舜造さんの住居があり、当時の日本庭園がそのまま残されています。長く京都と縁のある良家のお嬢様だからこそ、選ばれたということですね。

 

第59代斎王代(平成26年度)に選ばれた太田梨紗子さんは当時神戸大学2年生。父親は京菓子製造会社「老松」の4代目当主で、兄の侑馬さんは祇園祭で長刀鉾の稚児を務めるなど、京都の祭と縁の深いご家庭でした。

 

第60代斎王代(平成27年度)に選ばれた白井優佐さんは京都出身ですが東京在住で、航空会社スカイマークの客室乗務員をされているということで話題になりました。父親の白井総さんは電子部品製造会社「シライ電子工業」の会長。由緒ある家柄のお嬢様であり、京都で生まれ育ったということが選出の決め手になったといえるかもしれませんね。

 

今年の斎王代に選ばれる女性は、一体誰なのでしょうか。
葵祭と共に、その発表も心待ちにしていたいですね(o^∇^o)ノ

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

華やかな平成絵巻を間近でみることが出来る葵祭。その中心であるヒロイン、斎王代に選ばれる女性について、身近に感じていただけたのではないでしょうか。

観光客を魅了する葵祭ですが、その祭の実行にかかる費用も大変なものとなっています。
葵祭をはじめとする京都の伝統的な祭が、長く続くよう祈りたいですねo(*^▽^*)o