葬儀が終わったけれど、
納骨は、どういうふうにすればよいのだろう。
納骨の時期に決まりはあるのだろうか。

Original Update by : 写真AC
ご家族が亡くなると、葬儀まで、悲しみの中慌ただしくて
色々考える余裕もないものですね。
葬儀が終わり少し落ち着いてくると、これから、遺骨をどういうふうにすればよいか、
納骨についても考えていかなくてはいけないですね。
納骨についてどういうふうにしたら良いか、時期や準備についてお話ししたいと思います。
そもそも納骨はしなくてはいけないものなのでしょうか。
するとしたら時期に決まりはあるのでしょうか。
納骨の時期に明確な規定はあるの?
遺族にとって故人との別れはつらいことですね。
ご遺骨が家にあるだけで精神的に落ち着くという方もいます。
しかし、遺骨は一定の期間をへて、お墓へと納骨されるのが一般的です。
では、納骨する時期に決まりなどはあるのでしょうか?
納骨については、明確な規定はありません。
納骨をしないと罰則などはなく、ずっと納骨しなくても違反にはなりません。
とはいえ実際には遺骨を自宅で長く保管するということは現実的に難しいので、
多くの人が納骨をすることを選ぶのが一般的になっています。
では納骨する場合、場所や時期についてはどういうふうに進めればよいのでしょうか?
決まりはあるのでしょうか。
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一般的な納骨の時期っていつ頃?
納骨をする場合一般的な納骨の時期はいつごろなのでしょうか?
一般的には、四十九日後、一周忌、三回忌等の節目の時期に納骨することが多いようです。
四十九日までは、故人の魂が色々なところに行ってお別れをしている、という言い伝えもあるようです。
死後四十九日になると忌明けとなることから、「一区切り」として納骨を行う方もおります。
とはいえ、納骨ができる場所が必ずしもある状況とは限りませんよね?
では、四十九日までにお墓の準備ができていない場合はどうしたらよいのでしょうか?
納骨日には、明確な規定はありませんので、遺族にとってご都合の良い日を選ぶのをおすすめします。
一般的には、一周忌、三回忌等の年法要の際に納骨式を行うことが多いようです。
このぐらい期間があるとお墓の建立も間に合うので、こちらを選ぶ方が多いようです。
何よりもそれぞれの家庭の事情に合わせて納骨をされることが一番だと思います。
納骨までに必要な準備とは?
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納骨の日程が決まったら、次にどのような準備をすればよいのでしょうか?
納骨日が決まったらさまざまな準備が必要になります。
まずは納骨式のスタイルを決めましょう。
故人の遺志を尊重した納骨の方法をとるのが一番ですが、
一般的にはお墓に納骨するケースが多いようです。
他にも納骨堂を利用するケースも最近は増えているようです。
新しい納骨スタイルとして自然葬と言われる散骨や樹木葬を選択するケースもあります。
いずれの場合も故人や遺族の意志を尊重したものにしてください。
お墓に納骨する場合は、代々の墓に納骨する場合、
石材店にお墓の納骨する場所を開ける作業を依頼しましょう。
自分で開け閉めできるタイプのお墓の場合は必要ありません。
新にお墓を建立する場合は、場所や費用を決めてお墓の発注をしましょう。
この場合は、お墓の完成後納骨するようにしましょう。
どの方法で納骨をする場合にも火葬場で渡される「埋葬許可書」、「墓地の使用許可証」が必要になりますので、あらかじめ準備しておきます。
喪主は納骨式の日取りが決まったら、納骨式を行う場所や、
規模を決めて親戚や知人等に案内状を出しましょう。
参列者の人数が確定するのに時間がかかりますので、日取りは余裕をもっておきましょう。
参列人数が決まったら納骨式後のお斎の食事の手配も忘れずに行ってください。
当日、読経をお願いする寺社に依頼するのも忘れないようにしましょう。
その他にも納骨式当日使用する、
位牌、遺影、印鑑なども早めに準備してまとめておくのがおすすめです。
葬儀については、こういった記事も読まれています。
「初七日から四十九日までの流れとは?それぞれの意味は?」
「法事後の会食は必要か?セッティングの流れはどんな感じ?」
「年忌ごとに行われる法要とはどんなもの?頻度はどれくらい?」
まとめ
いかがでしたでしょうか?
喪主として納骨式はとても責任の重いものですが、故人を供養する大切なものですので、
それぞれの家庭に似合った納骨スタイルをとってくださいね。
故人の遺志があっても自然葬の形について選択するケースは、まだあまりないので 特殊なケースをとる場合は遺族、親戚にも受け入れてもらえるよう心配りも忘れないようにするのがおすすめです。