B1グランプリって、実際にはどんなイベントなのか
詳しいことを知らないなあ( ´△`)
前回の結果とか、どんな内容だったのか、
まとめて見てみたいなあ~

Original update by : 足成
ご当地グルメといえばB1グランプリ、と思い浮かぶほど
今や日本で知らない人はいないほど有名なB1グランプリ。
2006年に第1回が開催されてから、昨年はついに10回目を迎えました。
B級グルメという言葉が注目されがちなB1グランプリですが、
どういった目的や趣旨で行われているのか、よく分からないという方もいるのでは?
正式名称、「ご当地グルメでまちおこしの祭典!B1グランプリ」で
地方を盛り上げるイベント、B1グランプリについて知っておきたい情報をまとめました。
B1グランプリの概要は?
B1グランプリの概要はどのようなものなのでしょうか?
ご当地グルメを開発、利用し、全国に向けた宣伝活動をする団体や
グループのお披露目の場、それがB1グランプリです。
もともと地方活性化の一環として、地域の特産品などを使った料理を開発、またその料理の発祥の地となり、元来の伝統にとらわれることなく、地元に定着した料理のことをご当地グルメと呼ぶようになりました。
B1グランプリは、このご当地グルメを利用して、地域の宣伝活動を行う団体やグループが、日頃の活動の成果をイベントで披露し、来場者にご当地グルメを味わってもらい投票してもらう場として、はじまりました。
自分たちの住む地域を盛り上げよう、もっと知ってもらおう、そして足を運んでもらおうと活動を続ける団体の発表の場ですが、B1グランプリはグルメイベントではありません。
ご当地グルメという名称があまりにも有名になってしまったため、そういったイメージが定着してしまった感がありますが、料理を通じて自分たちの地域をPRすることがB1グランプリの目的。
そのため料理を手にとってもらうための呼び込みではなく、町のPRをすることで足を運んでもらう、そしてあちこちのご当地グルメを食べてもらう、という趣旨で行われています。
その地域に行けば、B1グランプリで食べたあのご当地グルメが味わえる、ということを来場者に知ってもらうためのイベントなのです。
町を元気に、そして日本を元気にするご当地グルメの活動は、さらに大きくまたB1グランプリだけでなく、地方大会も盛んに行われるようになってきています。
2015年で10回目を迎えたB1グランプリですが、歴代グランプリはどんな地域のご当地グルメが選ばれたのか見ていきましょう。
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B1グランプリの歴代グランプリはどんな感じ?
B1グランプリの歴代グランプリはどんな団体が獲得しているのでしょうか?
2006年に青森県八戸市で第1回B1グランプリが開催され、2015年の10回大会まで、9団体がグランプリを獲得しています。第1回は出店団体は10団体でしたが、年を追うごとに参加団体は増え、2015年には62団体が出場しました。
B1グランプリに出場するには、「ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」、通称愛Bリーグの本部加盟が必要で、B1グランプリの審査対象になるには、料理を最低2万食提供できることが条件となっています。
こうしてみると、地域活性化に向けた取り組みがなされている団体だけが参加出来るイベントともいえます。
第1回と2回でゴールドグランプリとなった「富士宮やきそば学会」は全国に名を知られて知名度があがり、地域に長期に渡って経済効果をもたらしたことでも有名になりました。
2007年の静岡県富士宮市での第2回B1グランプリでは「富士宮やきそば学会」、2009年の秋田県横手市での第4回B1グランプリでは「横手やきそば暖簾会」、といった開催地のご当地グルメがグランプリとなりました。
その他の大会では他の地域のご当地グルメがグランプリに選ばれるなど、行ったことのないところのご当地グルメを知るきっかけにもB1グランプリは貢献しています。
歴代のB1グランプリ獲得団体は、
第1回・2回→富士宮やきそば学会(静岡県)
第3回→厚木シロコロ・ホルモン探検隊(神奈川県)
第4回→横手やきそば暖簾会(秋田県)
第5回→みなさまの縁をとりもつ隊(山梨県)
第6回→ひるぜん焼そば好いとん会(岡山県)
第7回→八戸せんべい汁研究所(青森県)
第8回→浪江焼麺太国(福島県)
となっています。
なお優勝団体は金の箸、準優勝団体は銀の箸、3位受賞団体は銅の箸のトロフィーが贈られます。
では2015年のB1グランプリは、どのような激戦が繰り広げられたのでしょうか?
その参加団体とあわせて見ていきましょう。
2015年のB1グランプリの結果はどうなったの?
Original update by : ぱくたそ
2015年のB1グランプリの結果はどうだったのでしょうか?
2015年の第10回大会は、「熱血!勝浦タンタンメン船団」がグランプリとなりました。
青森県十和田市で2015年の10月3、4日の二日間にわたって行われた第10回B1グランプリ。
約33万人の来場者数となったこの大会に参加した団体は62団体。
その頂点に立ったのは、勝浦の漁師や海女が冷えた体を温めるためのメニューとして定着した、勝浦タンタンメンをひっさげた「熱血!!勝浦タンタンメン船団」でした。
料理ではなく甘味で参戦した島根県の「出雲ぜんざい学会」や、九州B1グランプリでゴールドグランプリを獲得した田川ホルモン鍋で参加した福岡県の「田川ホルモン喰楽歩」
直径15センチの皮でつくる津ぎょうざの三重県「津ぎょうざ小学校」などを抑え、長崎の「対馬とんちゃん部隊」に競り勝った「熱血!!勝浦タンタンメン船団」などなど・・・
2011年の活動開始から、積極的に全国の地域グランプリなどにも出展しています。
次回のB1グランプリは2017年の開催という正式発表がありましたが、各地方でも地方大会が開催されますので、ぜひお近くの会場に出掛けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか?
全国でも地方大会が行われるなど、すっかり定着した感のあるB1グランプリについて、詳しく知ることが出来たのではないでしょうか?
知名度が上がるにつれ、本来の趣旨とは違う受け取り方をされたり、また団体側が参加が難しくなったりと、B1グランプリでは様々な問題も起きています。
でも参加する私たちが、料理を通じて、その地域をもっと知るためのきっかけになることこそがB1グランプリが存在する大きな力になるのも確かです。
大会の結果だけを見るだけでなく、参加する団体の様々なご当地グルメやその土地の魅力を知って楽しむためにも、ぜひこれからも長くこのイベントが続いていって欲しいですね(o^∇^o)ノ