大切な知人の訃報を受け取ったけれど葬儀に参加できない。
せめて香典は送りたいけど郵送で大丈夫だろうか?
手紙を同封しようと思うけれど、
どのような文章をかけばよいのかしら。
宛て先はどうすればよいのだろう。
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訃報はいつ受け取るかわかりませんね。
葬儀に全て参加できればよいのですが、色々な事情で難しいときもありますね。
そういう場合、香典を送りたいと思っても、
マナーができていないと喪家の方に失礼になってしまいますね。
気持ちを上手に伝える香典の送り方のタイミングやマナーについて
まとめてみましたので参考にしてくださいね。
香典を郵送するタイミングはいつ?
そもそも香典を郵送することは、失礼にならないのでしょうか?
お悔みの気持ちがあれば、香典を郵送すること自体は失礼にはなりませんので、
安心して郵送してくださいね。
では、香典を郵送することになった場合、タイミングはいつがよいのでしょうか?
郵送のタイミングが、とても大事ですので気を付けましょう。
タイミングがずれると相手側に迷惑になることもあります。
香典は、受け取る方がいないと葬儀場では郵便局の担当者が持ち帰ることが多いようです。
せっかくのお悔みの香典が迷子になっては大変です。
タイミングとしては、葬儀が終わった後、ご自宅に郵送するのがおすすめです。
大体1週間後から1ヶ月位の間に届くようにしましょう。
49日を目途に、香典返し等をして区切りをつける喪家の方が多いようですので、
遅くとも49日前には終わらせるようにしましょう。
では、香典はどうやって郵送すればよいのでしょうか?
香典の基本的な郵送方法とは?
香典を郵送する場合、葬儀の日は避けた方が良いので、
まずは弔電を打ってお悔みの気持ちを表しましょう。
そして、葬儀が終了した後に、香典を郵送するように配慮するのがマナーです。
香典を郵送するときは、現金書留を利用します。
現金書留封筒の中に、現金を香典袋に包み、
それを現金書留封筒に入れて喪主へ郵送します。
香典袋の表書きや中袋への住所氏名等の記入は、
葬儀の際に持参するときと同じ様に全て記入してください。
現金書留の封筒にも同じように住所氏名を記入しますが、
香典袋の方への省略はしないようにしましょう。
現金封筒に入れる香典袋については、水引が印刷されたものも使用可能です。
ただし、現金のみ現金書留封筒に入れる事だけは、
絶対NGですので気をつけてくださいね。
香典の郵送時に添える手紙の書き方とは?
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香典を同封する場合もお悔みの手紙を書く際のポイントを忘れないようしましょう。
まず、お悔みの手紙の際は、拝啓や、
謹啓のような頭語や時候の挨拶は書かないようにします。
お詫びという形で、お悔みを手紙で述べる理由について
簡潔に書いておくことも大切です。
そして、「お力落としの事と存じますが、どうぞお気を強くおもちください」など、
必ず遺族を気遣う言葉を書くようにします。
冠婚葬祭の際の忌み言葉を使わないように注意して、
できるだけ柔らかい表現に言い換えるように気を使ってください。
「ほんの心ばかりのものを同封させていただきました。
よろしければご仏前(ご霊前)にお供えください」
などと香典を同封していることを一言添えておきましょう。
香典を同封して郵送の準備ができたら、
実際に郵送する宛名はどうすべきなのでしょうか?
香典を郵送する際の宛名はどうするべき?
香典を郵送する際の宛名も気になるところですね。
どうするのが正解なのでしょうか?
香典を郵送する場合、本来は喪主の方を宛名にするのがおすすめですが、
故人以外に親交がない場合故人の氏名しかわからない場合もありますね。
そのような場合は、『○○○○様ご遺族様』、奥さまがいらっしゃることがはっきりしている場合は、『○○○○様 奥様』と書いて郵送しましょう。
住所がしっかり書かれていれば届きますので、ご遺族の氏名があやふやな場合は、
ご遺族様、奥様にするのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
年を重ねるにつれて色々な方の訃報が届く回数が増えますね。
そのような時、直接葬儀等に参加できない事情の時も、きちんとしたお悔やみの作法をおさえてタイミングのよい方法で、お悔やみの気持ちを表せるように参考にしてみてください。