初めて着物の喪服を着ることになったけれど
何を揃えてどう着ればいいのだろう…(-_-)ウーム

Original update by:acworks
お葬式やお通夜に出席する時に着る喪服。
今では洋装が一般的になりましたが、まだまだ着物を着る人も多いですね。
中には初めて着物の喪服を着るという人もいるでしょう。
喪服ということでルールやマナーがありそうで緊張しますよね。
そこで、着物の喪服を着る際に用意すべきものや手順を集めました。
更にキレイに着るコツなども紹介していきます(゚д゚)(。_。)ウン!
喪服の着付けをする際に必要なものは?
まずは着物の喪服を身につけるのに必要なものを見ていきましょう。
これから揃えるという人は参考にしてくださいね。
喪服
まずは着物がないと話になりません。
自分の寸法に合わせて仕立ててもらう場合は
1ヶ月~2ヶ月かかるので早めに行動を起こしましょう。
黒が濃く漆黒になるほど格が高いものとして値段が上がります。
可能であれば1着は持っていたいところです。
長襦袢
喪服の下に着る、いわば着物を着る時の下着のような役割をしています。
色は礼装用の白色を着用するのが決まりになっています。
白地に地紋が入っているのが一般的で、地紋は、弔事に相応しいものを選びます。
長襦袢がないと着物を着ることができないのできちんと用意しておきましょう。
黒共帯
喪服に合わせるのは黒共帯と言われる黒一色の帯になります。
喪服用の帯は一般的に名古屋帯になっています。
名古屋帯のお太鼓は一重、袋帯のお太鼓は二重になりますが、
悲しみが二重に重ならないように二重に結ぶことはしません。
帯締め、帯揚げ
帯周りに必要な小物です。
単品購入もできますが、一般的にはセットになっていることが多いです。
帯枕、帯板
帯を巻くときに帯結びの後ろ姿のお太鼓の上に必要となる枕や、
形が崩れないように補強する帯板です。
他にも腰ひも、伊達締め、足袋、肌襦袢、裾よけ、和装ブラジャーなど、
通常の着物を着る時に必要なものを用意します。
よく分からない場合は購入の際にお店の人に相談すると良いですよ。
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喪服の着付けをする際の手順とは?
喪服の着物だからといって着物を着る時と基本的には変わりません。
しかし「悲しみを表現する」と言う意味で気を付ける点を見ていきましょう。
洋装の喪服と同様になるべく肌が見えないようにするのが一般的です。
衿の合わせ、くび抜きもなどすべてを控えめにしましょう。
衿合わせは少し深めに合わせて半衿は1センチ~1.5センチほど出すようにします。
帯揚げは控えめにして、帯締めは帯幅の中心より少し下が良いでしょう。
おはしょりも短めに真っ直ぐ整えます。
帯山の位置も普段よりやや低めにして、
帯枕も薄いものを使用して厚みが出ないようにします。
背紋は背中の中心にくるように置いてたるまないようにします。
裾線は床すれすれにして、裾をあまりタイトにはしない方が望ましいです。
喪服を綺麗に着るコツはある?
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喪服だけでなく着物を着る時は背筋をピンと伸ばした状態で着るようにしましょう。
姿勢が悪いままだと、実際に動いている時に着くずれをしやすくなります。
基本的に肌の露出を押さえて控えめにすることが大切です。
それでも帯が曲がっていたり、崩れているのがNGです。
着物の丈は床すれすれにして歩いた時に内側の襦袢が見えないようにしましょう。
正面だけでなく、横向き、後姿もしっかりチェックします。
喪服の着物だけある特徴として紋が5つ付いています。
黒い着物の中に白っぽい紋はとても目立つ存在です。
背中の紋がたるんでいたり、隠れているのはよくありませんので、
必ず着る時に紋の部分を引っ張ってピンとさせておきましょう。
また両腕にある左右対称の紋にも注意を払います。
左右の高さが異なっていても、自分では気づきにくいものです。
しかし他の人が正面から見た時に左右の紋の高さが異なっていると目立つものです。
着た時に、必ず鏡で正面から確認するようにしましょう。
もしズレているなら絶対に直しておくべきところです。
キレイに着れたことが確認できたら、その後の動きにも注意しましょう。
着物を着ている時は歩き方や食事などひとつひとつの動作を丁寧に行う必要があります。
途中で着崩れてみっともない姿にならないようにしましょうね。
まとめ
いかがでしたか?
着物を着るのは難しいと思うかもしれませんが、それは着方を知らないだけです。
着方を知れば意外に難しいことばかりではないことに気づきます。
ポイントを押さえて見た目もキレイに着たいものですね(*´∇`*)