どうも二日酔いがなかなか治らない。
今まではすぐ治っていたのに…
これって二日酔いではなくて、もしかして別の病気かも?

Original update by : 足成
皆さんは、二日酔いがなかなか治らない経験ってありませんか?
もしかして二日酔いじゃないのか?と不安に感じてしまいますよね。
実は二日酔いだと思っていたら全く別の病気だったというケースがあります。
たかが二日酔いと侮らないでくださいね。
今回は二日酔いの原因や、二日酔いに似た病気についてご紹介します。
二日酔いって普通はどれくらいで治るの?
二日酔いって通常はどのくらいで治るのでしょうか?
二日酔いは体質や飲んだお酒の量で、治るまでの時間が変わります。適度にお酒を飲めば7~8時間程度でアルコールは処理できますが、深酒をした場合は10時間以上はアルコールの処理にかかることがあります。
そもそも二日酔いとは、アルコールの分解の過程でアセトアルデヒドが生じ、このアセトアルデヒドの毒性によって引き起こされています。つまり、二日酔いとはアルコールの分解過程で生じる症状なのです。
その過程において、自身のアルコール分解能力を超えた量のアルコールを摂取してしまったときに、二日酔いにかかります。アルコールの分解能力には個人差があるので、二日酔いが早く治る人もいれば時間がかかる人もいます。
ただし、基本的には日本人はほかの外国人の方と比較してアルコール分解の処理速度が遅いという傾向はあります。
アルコールが完全に分解されるまで、皆さんが思っているよりも長い時間がかかります。また、強いアルコール度数のお酒を飲んでいたり、多量に飲んでしまった場合はその分、自分のアルコール分解能力を大幅に上回った量を摂取してしまっていることになるため、より時間がかかります。
例えば、体重60kgの人がビールやチューハイ(アルコール度数5%)を中ジョッキ3杯飲んだ場合、アルコールの分解には7~9時間かかります。したがって6杯飲むと15~18時間、9杯飲むと22~28時間というように増えていきます。ここまで飲むと、次の日までずっとお酒が残っているということが生じます。
[adsense]
二日酔に似た症状のある病気もある!
もしも二日酔いが治らない場合、どのような原因が考えられるでしょうか?
二日酔いに似た別の病気の可能性があります。例えば、二日酔いの症状は頭痛や吐き気、倦怠感ですが、このような症状が生じる病気は他にもあります。
二日酔いのように頭痛を生じさせる病気は、例えば代表的な風邪の他にも、自律神経や内耳の疾患、脳梗塞など神経系の疾患が考えられます。
また、吐き気を生じさせる病気は、例えば胃腸炎や十二指腸潰瘍など内臓の疾患が考えられます。
その他にも、鬱病の症状が二日酔いと似ているため、精神の疾患の可能性もあります。
たかが二日酔いと侮っていると、実は恐ろしい病気だったということがありますので、要注意です。
こういう場合は病院へ行きましょう
Original update by : 足成
では、今の症状が二日酔いではなく別の病気か判断するには、何を基準にしたらよいのでしょうか??
下記のような症状に当てはまる場合は、二日酔いではなく病気の可能性があります。その場合は病院に行き医師の診断を仰ぎましょう。
まず熱や鼻水、咳を伴っている場合、いわゆる風邪の可能性があります。
次に、頭痛を伴う症状の場合に、耳鳴りがする、目の渇きを感じる、息苦しくなる、胸が苦しくなるといった症状が現れる場合、自律神経失調症の可能性があります。
また、耳に違和感がある、聞こえが悪い、めまいがするといった場合、内耳の疾患の可能性があります。
吐き気をもよおす場合に、その他下痢を伴っている、皮膚がガサガサになっている、熱や鼻水など風邪と似た症状が出る、といった時、胃腸炎の可能性があります。
また、上腹部ににぶい痛みを感じる、空腹時に激しい痛みを感じる場合、胃潰瘍あるいは十二指腸潰瘍の疑いがあります。
その他にも、飲酒後2日以上たっても症状が改善されない場合も病気の可能性があります。すぐに病院に行き医師の診断を仰ぎましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
二日酔いに似た病気は多くあります。
二日酔いがなかなか治らないときは別の病気を疑いましょう。
二日酔いの頭痛や吐き気、倦怠感といった症状以外に、
辛い症状が現れるといった場合は要注意です。
風邪の他、自律神経系の病気、内臓の病気、精神の病気など、
様々な可能性が考えられるからです。
また、2日以上体調が改善されない場合も要注意です。
無理に活動はせず病院に行き、医師の診断を仰ぎましょう。