今度、埼玉県で葬儀に参加することになった…( ̄Д ̄;;
何か変わった習慣はあるのならあらかじめ確認しておいた方がいいのかも・・・
例えば同じ関東地方でも、場所によっては風習や習慣が異なる場合があります。
どこも同じだろうと思って行ってみたら、その違いに驚かされることもあるでしょう。
東京のベットタウンでもある埼玉県にもそんな風習は残っているのでしょうか?
今回は葬儀にスポットをあてて、調べてみました。
埼玉県の葬儀スタイルや埼玉県特有の習慣をご紹介します。
近郊にお住まいの方は参考にしてみてくださいね。
埼玉県の葬儀は前火葬?後火葬?
Original update by:05village
葬儀の流れというとお通夜を営み、翌日に葬儀・告別式、そして火葬という流れを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし日本全国を広く見渡してみると、それが常識とは言い切れないのです。
中には火葬を先に行う「前火葬」が一般的な地域もあります。
特に東北地方では前火葬が一般的なので、他地方の人から見るとビックリするようですね。
逆に九州地方では後火葬がほとんどなので、同じ日本国内でも常識が違うことが分かります。
全国的に前火葬と後火葬が混在している県も多いため、「何県は前火葬、何県は後火葬」といった区別がつけられないのが現状です。
では埼玉県の葬儀では前火葬と後火葬のどちらで行われるのでしょうか?
実は、埼玉県の火葬は地域によって前火葬と後火葬が混在しているといえます。
ですので、どちらが良いとか、どちらが間違っているということではありません。
遺体での葬儀も、遺骨での葬儀も、仏教の教義などからしても、いずれも否定されるものではないのです。
あまり興味本位で聞くことではないかもしれませんが、埼玉県で葬儀に参加する際に前もって知っておく必要がある場合は、参列前に聞いておくと良いでしょう。
知らないことを聞いておくのは決して恥ずかしいことではないので前向きにとらえてみてくださいね。
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埼玉県の葬儀では参列者が変わった格好をする?
埼玉県の葬儀は地域によって変わった風習が存在しています。
他県の人からすると驚くような事でも、昔からその地域に住んでいる人たちにとっては当たり前の光景になっています。
そんなビックリするような風習のひとつを紹介します。
埼玉県の一部では参列者も故人と同じような白装束を着ながら葬儀を行います。
この地域で行われる葬儀は参列者全員に小さなサイズの金剛杖が配られます。
更に男性には頭につける白い三角巾も配られるのです。
白い三角巾といえばテレビや漫画の中で幽霊がつけているあの三角巾です。
ふざけているようにも見えますが、これは正式な葬儀の中の儀式のひとつなのです。
三角巾は「天冠」と呼ばれていて、これも白装束の一部です。
埼玉県でこんな変わった風習があるのには、ちゃんと理由があります。
これは故人が三途の川へ向かう時に最後まで見送りたいという気持ちから、この風習が生まれたのだそうです。
本来、三途の川に生きている人間は行くことができません。
しかし故人と同じような格好をすることによって、三途の川まで行けるのではないか、という思いがあるのです。
故人の旅は長く険しい道のりをひとりで進まなければなりません。
だからこそ、三途の川までは一緒にいてあげたいという気持ちから生まれたのかもしれませんね。
埼玉県秩父などでは香典ではなく「お見舞い」を渡す?
Original update by:紺色らいおん
埼玉県の葬儀の中の変わった風習は他にもあります。
お通夜に参加する時には一般的に「香典」をお渡しします。
しかし、埼玉県の秩父地方では香典の他に「お見舞い」というものを渡します。
お見舞いは紅白の水引をかけ、表書きをするのですが、決して「おめでたい」という意味ではありません。
これは故人の入院中にお見舞いに行けなかった代わりとして、 「入院中はお見舞いに行けず、申し訳ありません」という気持ちを表したものです。
遅くなったけれど、お見舞いを受け取ってくださいという意味があります。
それを葬儀の時に香典と一緒に遺族にお渡しするのです。
この時の表書きは「お見舞い」となります。
見たことのない習慣に驚く人もいるかもしれませんが、この地域では当たり前なのです。
埼玉県には隣組というものがあり、お葬式を行う時にはご近所の皆でお手伝いをする風習があります。
気持ちが沈んでいる遺族の代わりに、お手伝いをしてもらえるのはありがたいですね。
このように埼玉県には故人や遺族のことを考えた風習が数多く残っています。
思いやりがたくさんある素敵な風習が多いのが埼玉県のお葬式なのです。
まとめ
いかがでしたか?
埼玉県の葬儀は同じ県内でも地域によって様々な風習があります。
場所によっては変わった習慣のある地域もあるので、事前に葬儀について確認するのをおすすめします。
故人や遺族を思っての風習が多いので、考えさせられることも多いはずです。
昔からの風習を大切にして心のこもった葬儀にしたいものです(*’ー’*)