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節分の豆まきの正しいやりかた・作法とは?撒く場所はどこ?

節分には豆まきって思ってたけど、

実際にはちゃんとしたやりかたは知らないんだよね(´ヘ`;)

でも子供たちにはちゃんとした作法を教えてあげたいなあ…

 

Original update by : 写真AC

 

節分には、邪悪な鬼を追い払うために豆まきをします。

子供の頃からおなじみの行事ですが、その由来や込められた願いについては、

詳しく知らないままという人も少なくありません。

 

また撒いた豆はそのあとどうするのか、最近は住宅事情も

変わっているので、年配の方に相談するのも難しくなりつつあります

 

節分の豆まきの由来やその意味だけでなく、

豆まきをする際に知っておきたいやり方や作法をまとめました。

 

家族みんなで正しい豆まきをして、新しい春を迎えるためにも、

今回の記事をぜひ参考にしてみてくださいね。

 

どうして節分には豆まきをするの?

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どうして節分には豆まきをするのでしょうか?

 

昔から季節の変わり目には邪気が入りやすいとされ、邪気を払って服を呼び込むために

宮中行事として始まった追儺の行事のひとつ、豆打ちが庶民の間にも広がり、今に

続いています。

 

節分は元々季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前日のことをさしました。

やがて春を迎える立春が、一年のうちで新年につぐ大切な節目とされ、節分は

立春の前だけをさすようになりました。

 

そしてこの季節の変わり目には、目に見えない邪気、いわゆる陰の気が入り込むと信じられ、

その陰の気によって災害や病などが起きるとされていました。

 

この陰の気を鬼と呼び五穀のひとつである大豆は悪霊を祓う力があるために、

鬼に大豆をぶつけ、退治する風習となったのです。

 

鬼を退治し、代わりに福を呼び込んで新しい年を迎えたいとする人々の

願いが、今も続く豆まきに込められています。

 

また大豆は炒ったものを使います。これは豆=魔の目を炒ることで

鬼を退治するという意味もあります。

 

生の大豆を撒くと、拾い忘れたものから芽が出ると縁起が悪いとされているので、

必ず炒ったものを使うようにしましょう。

 

では家の中で豆まきをするとき、撒くべき場所について詳しく見ていきましょう。

 

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家の中で豆を撒くべき場所とは?

家の中で豆を撒くべき場所とは、どこなのでしょうか?

 

基本的には奥の部屋から順番に、鬼を追い出すように最後は玄関まで撒きます。

 

鬼は夜やってきますので、節分の夜に豆まきをします。

しかし一軒家の場合はともかく、マンションの場合は共有スペースもありますので

片付けを考えると豆まきの仕方に悩みますよね。

 

一軒家の場合も、マンションの場合も、鬼を追い出すために玄関や窓は開けてから

豆まきをします。

ただしマンションの場合は、玄関から外は共有スペースとなりますので、

玄関ではなくベランダに投げるようにしましょう。

 

まず外に向かって豆まきをし、鬼が戻ってこないうちに窓や玄関を閉めて

家の中に豆まきをします。

 

これを奥の部屋から、お風呂やトイレにも豆まきをし、最後は玄関に撒いて

終わりです。

 

やり方は地域によって異なる場合がありますが、基本的な流れは

上記のようになります。

 

では節分の豆まきの正しいやりかた、作法について詳しく見ていきましょう。

 

節分の豆まきの正しいやりかた・作法とは?

Original update by : 写真AC

節分の豆まきの正しいやり方、作法とはどのようなものでしょうか?

 

節分の前日までに炒り豆を用意し、神棚に供えます。節分の夜、家の主が中心となって

豆まきをし、鬼を追い出し福を迎えたあとは家族で豆を食べるのが習わしです。

 

鬼を追い出すために、窓を開け、内側から外に向かって豆を撒きます。

このとき豆を撒く人以外は後ろでかけ声だけを掛けるのが決まりです。

豆を撒く回数は地域によっても違いがありますが、2回か3回といったところが

多いようです。

 

また窓を開けたまま「鬼は外、福は内」と豆まきするところと、

「鬼は外」と外に撒いた後、窓を閉めて内側に「福は内」と撒くところもあります。

そのほか全ての部屋を「鬼は外」と回った後、「福は内」と回るところもあるなど、

地域によってさまざまなやり方があります。

 

では豆まきを終わった後は、どうすればいいのか詳しく見ていきましょう。

 

節分の豆まきが終わった後は?

節分の豆まきが終わった後は、どうすればいいのでしょうか?

 

撒いた豆は福豆といい、自分の数え年(満年齢に1を足した数)の数

豆を食べると無病息災で過ごせるとされています。

 

食べきれない場合は、お茶碗に豆をいれ、熱いお茶を注いで福茶として

飲んでもよいとされています。

 

しかし部屋のあちこちに豆をまいた場合、投げた豆を拾って食べるのは抵抗がある

ということもあるでしょう。

その場合は投げなかった豆を食べても問題はありません。

 

もしくは個包装にされたものを使う、あらかじめ床にシートなどを敷いておく、

投げる部屋を決めておくといった風に、柔軟に対応しましょう。

 

外に投げた場合、道路などに豆が残っていると、逆に庭や道を汚してしまったり

通行人の邪魔にもなってしまいます。

片付けが出来る範囲で楽しむようにしたいですね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

豆まきにも様々なやり方があるため、絶対にこうでなくてはならない、というものは

ありません。

ただし子供のころはこうだった、と夫婦の間でもやり方が違うことがあります。

 

正式には夜撒くことになっていますが、それぞれの家庭の生活時間やご近所のことも

考える必要があります。

それぞれの家庭に合わせた方法で、家族全員が笑顔で節分の日

過ごせるよう、工夫してみてくださいね(*゚▽゚)ノ