日本の行事

関東三大奇祭って何?それぞれの変わったポイントとは?

関東三大奇祭という名前は聞いたことあるが、それぞれの開催場所や時期を知りたい!

三祭三様なのだろうけど、それぞれの奇祭と言われるポイントは?

 

 

Original update by : Takao goto

 

日本各地には、奇祭と呼ばれる一風変わったお祭りを行っている場所がたくさんあります。
関東も例外ではなく有名な三つの奇祭が行われています。

そのお祭りを総称して「関東三大奇祭」と呼んでおり、どのお祭りも毎年たくさんの人で賑わっています。

それぞれ、どんなお祭りなのでしょう?

どこかが変わっているから「奇祭」と言われるのでしょうが、

参加する前にどの辺が変わっているのか普通のお祭りと楽しみ方が違うのかなど知っておきたいですよね。

今回は、この関東三大奇祭についてまとめてみました。

関東三大奇祭って何?

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関東で行われている奇祭と呼ばれる一風変わったお祭りが三つあります。
この三つのお祭りを総称して「関東三大奇祭」と呼ばれていますが、一体どんなお祭りなのでしょう?

一つずつご紹介します。

 

まずは、神奈川県川崎市にある金山神社で行われている「かなまら祭り」です。

正式名称は「かなまら祭」だそうです。
場所的には、初詣で有名な川崎大師から徒歩数分のところにあります。

開催時期は毎年決まっていて、4月の第一日曜日に行われます。

 

次に、東京都府中市で行われている「くらやみ祭り」です。

こちらは、新宿駅より京王線で30分。市街地中心部に鎮座している大國魂神社で行われます。
普通のお祭りよりも開催期間が比較的長くてゴールデンウィーク4月30日~5月6日まで開催されています。

 

最後にご紹介するのが、「浜降祭」です。こちらは、浜と名がつく通り神奈川県茅ケ崎市西浜海岸で行われます。
茅ケ崎市内の各地区の神社が集結します。
開催は、7月の海の日で早朝から行われるので、暁の祭典とも称されています。

 

開催場所や日程では、特にどのお祭りも変わったところはなさそうですね。
それでは、それぞれのお祭りの変わっているポイントをご紹介していきましょう。

 

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関東三大奇祭の変わったポイントは?かなまら祭り編

かなまら祭の奇祭と呼ばれるポイントは、何と言っても特徴的な神輿です。

お祭りに行って最初に目に入るのではないでしょうか(^_^;)人によっては、

不快に思ってしまい合わないかもしれません。

 

何とお神輿に乗っているのは・・・男性器を形取ったものなのです!

ご利益としては、商売繁盛・子孫繁栄・安産・縁結び・夫婦和合・性病除けなどが挙げられます。

もともとは、江戸時代に川崎が宿場町として栄え、
そこで働く人々の性病除けや商売繁盛を願った「地べた祭」がルーツと言われています。

 

神輿は三基あります。黒光りしている鉄製のご神体を乗せた台座が舟形になっている「かなまら舟神輿」

・巨大なピンク色のご神体を乗せている「エリザベス神輿」

・ご神体が木製の3基の中で最も古い「かなまら大神輿」が練り歩きます。

 

お祭りの楽しみ方は神輿見物だけでもかなりインパクトがあるとは思いますが、
かなまら様にちなんだ様々なグッズの販売や大根を男性のアレに形取って削ぐ野菜細工、
あとはご神体モニュメントとの写真撮影など他にも色々なイベントがありますよ。

 

コスプレしている人も多いので、外国人観光客に大人気だそうです。

 

関東三大奇祭の変わったポイントは?くらやみ祭り編

Original update by : Eddy Chang
くらやみ祭りは、東京の真ん中に位置する府中市、大国魂神社で行われる例大祭です。

その名の通りメインの行事が暗くなってから行われます。

お祭りの歴史は古く、1000年も前の徳川幕府のころから行われていると言われています。

 

お祭りと言えば長くても3日くらいのイメージですが、

こちらのお祭りはゴールデンウィーク期間めいいっぱい行われます。

 

4月30日に祭りに使うお清めの汐水を品川海上まで汲みに行く品川海上禊祓式に始まり、
5月6日に神輿を神殿に返す鎮座祭まで、府中の市街中心部は連日連夜お祭りムード一色となります。

 

見どころは後半5月4日の万燈大会・太鼓の響宴・山車の巡行、5日の御輿渡御でしょうか。

万燈大会以外は、夕方からスタートするので、まさにくらやみの中でのお祭りというわけです。

 

関東三大奇祭の変わったポイントは?浜降祭編

浜降祭の奇祭と言われる一番のポイントは、茅ケ崎市内各地区の神社から神輿が西浜海岸に大集結!

大小合わせて40基にもおよぶ神輿を担いだ白装束の人々が次々に海に入る「みそぎ」と呼ばれる儀式が行われることです。

 

こんなにたくさんの神輿を一度に見られるのはこのお祭りくらいのものではないでしょうか。
しかも午前4時から始まり日の出とともに始まります。
その後は夕方に地元に帰り、家内安全や無病息災を練り歩きながらふりまくということです。

 

「どっこい どっこい」という相州神輿独特の掛け声とともに神輿を担ぎ海に入っていく様は圧巻です。
一番たくさんの神輿が見られるのは式典が終わった8時過ぎだそうですよ♪

 

近年では、茅ケ崎のサーフィンショップや海でマリンスポーツをする人が集って担ぎ手となっていたりもするそうですので、各神輿の担ぎ方の違いを見るのも楽しみ方の一つではないでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたか。

関東で行われている珍しいお祭りの所以がお分かりいただけたでしょうか。
それぞれ神輿が特徴的だったり、開催時間帯が特徴的だったり、開催場所が特徴的だったり、
確かにその辺で行われているお祭りとは一味もふた味も違いそうです。

どのお祭りも時期が重なっていないのでお近くであれば、参加して見られるとその奇祭っぷりを肌で感じることができると思いますよ♪