お正月に飾るものといえば!日本伝統の鏡餅ですね。
最近は容器に入ったまま飾れるものもよくお店で見かけますが、
生のお持ちを飾っているとカビが生えてくることがあります…。
飾りたいけどカビが心配…そんな時はどうしたら良いのでしょうか?
カビが生えた時の対処法とカビの予防法を紹介します!
鏡餅についての記事はコチラからどうぞ!
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鏡餅にカビ発生!正しい捨て方は?
忘れもしない、去年の今頃・・・
さぁ鏡餅を食べようと思った所、
鏡餅にカビ発生・・・
なんで鏡餅だけ!?
と疑問に思うと共に、処理の仕方にとても困った思い出があります。
ちなみに鏡餅にカビが生える原因ってご存知ですか?
一般的にカビは20度~25度前後が発育するのに最適な温度と言われています。
しかしカビには様々な種類があり、10度以下でも発育するカビもあったんです。
更に、餅は栄養と水分という
カビが発生する条件をたっぷり含んでいるためカビが発生しやすい状態だったのです…!
また、カビの中には発がん物質を含むものもあり、
カビが産生する毒もあります。
食べた後すぐには影響がなくても、発がん物質が蓄積されるかも…
と思うと心配ですよね。
去年、この事実を知った私は
カビの生えた鏡餅を捨てる事にしました。
ただ、お正月飾りには神様をお迎えする目印という役割があるので、
心配だから捨てようと決断しても、神様の宿ったものを普通に捨ててしまうのは
罰あたりに思えて気がひけてしまいます。
では、どうやって処分したらいいのか?
二つの方法があります。

○どんど焼きでお焚き上げ伝統的に1月15日に神社等でどんど焼きがあり、
お正月飾りのお焚き上げが行われます。
近所で行われる場合は、どんど焼に持参して
お賽銭をお納めしてお願いすると良いでしょう。
○塩で清め、半紙等で包んで処分する一番実践しやすいのはこの方法です。
半紙や新聞紙の上に鏡餅を置き、塩をかけてお清めをし、
歳神様にお礼をします。
その後はそのまま紙で包み、他のゴミと袋を分けてゴミに出すと良いでしょう。
こうすれば、捨てる時の申し訳ない気持ちも軽減するはずです!
去年、私はどんど焼きではなく塩で清めて捨てました。
簡単なのでおすすめです。
でも、中にはカビの部分をとって食べたい!
って方もいらっしゃいますよね?
あくまで自己責任ですが、せっかくなので
カビを取り除いて料理にする方法も調べました!
カビが生えた鏡餅…捨てるなんてもったいない!それでも食べたいときは?
「鏡餅を捨てるなんてもったいない!カビの部分を取って食べているけど、
特に体に影響はありません!」という人も多いようです。
しかし、カビは目に見えるものと見えないものがあるといいます。
目に見えないカビの菌糸が深く入り込んでいて、
更に熱に強いものもあるため焼いたりゆでたりしても効果がない場合もあります。
カビの持つ発がん物質や産生する毒素が心配なら、
カビが生えた鏡餅は食べない方が良いでしょう。
それでも食べたい!という時は…こんな方法がお勧めです!
○カビのある部分を取り除く方法
カビの部分を切り取りたくても鏡餅が硬くて…という問題がありますよね。
鏡餅は刃物を入れるのはよくないとされているので、
まずは金槌等でくだいて適度な大きさにしてからカビを取り除きましょう。
カビを取り除く簡単な方法はコレ!まずは鏡餅を水で濡らしてラップで包み、
耐熱容器に入れてから電子レンジで30秒から40秒程温めます。
秒数は餅の大きさにもよるので、様子を見ながらチンするようにしましょう。
やわらかくなったところでカビのある部分の周りを包丁で多めに切り取りましょう。
ラップでくるむのが重要です!
そのままチンしてしまうとカビの胞子が
電子レンジ内に飛んでしまう危険性があります…。

○料理方法
お正月といえばお雑煮やお汁粉が定番ですよね。
定番の食べ方に飽きた方や、カビっぽい臭いが少し気になる…という方には
「揚げる」調理法がお勧めです!
細かく切った餅を乾燥させ、低温の油でじっくり揚げてから
お醤油や塩をふると揚げ煎餅の出来上がり。
揚げ餅という料理法もお勧めです!
フライパンに油をたっぷり注ぎ、一口大にした餅を揚げ焼きにします。
きつね色になったら外はサクサク、中はトロっとした餅を、めんつゆでいただきます!
大根おろしを入れたり、砂糖醤油にしたりとアレンジができるので便利な食べ方ですね。
ぜひ試してみてください!
カビが発生しない為の予防方法ってあるの?
カビは室内で飾る以上どうしても発生してしまうものですが、
少しでも予防するにはこのような方法があります!

○手で直接触らない手で触ると、手に付いたバイ菌がうつりカビの原因になることがあります。
使い捨てのビニール手袋等を使って直接触らないようにすることが予防に効果的です!
○アルコールで消毒する焼酎にはアルコールが含まれているので、
度数の高い焼酎には殺菌成分があります。
焼酎をハケで餅の表面に塗るとカビを予防する効果があります!
日本酒は香りや味がつくのであまりお勧めしません。
○密封するもともと容器に入れたまま飾るタイプのものもありますが、
生の餅もラップで綺麗に密封することで空気に触れなくなるので、
カビが発生しにくくなります。
見た目は少し悪くなりますが…。
焼酎を塗った後に密封すると更に効果があります。
まとめ
いかがでしたか?
まずはカビが生えないようにしっかりと予防をしてください!
また、見えないカビもありますので食べる場合は、十分に注意をして下さいね!