スマートフォンや携帯電話のカメラモードなど、
今や画像を残すことは特別なことではなく、
生活の中での日常的な行動といえるでしょう。
ただデジカメには、ケータイのほかに一眼デジカメやコンパクトデジカメという
それぞれ全く違う映像世界があります。
また一眼デジカメとデジカメの位置づけに混乱し、
間違った認識をしている方もいるかと思いますので、
今回はその違いも含めてそれぞれのデジカメを比較してみましょう。
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デジカメのメリットデメリットは?
ここでまずデジカメとは何かをまず説明しましょう。
デジカメとはデジタルカメラのことであり、
一眼レフのデジカメからポケットサイズのコンパクトデジカメ、
撮影ができるのであればケータイも通話機能付きのデジカメともいえます。
デジカメと一言でいっても、たくさんのタイプがあるのです。
そしてデジカメとは当たり前ですが、
上記の通りデジタルデータで保存することのできるカメラのこと。
フィルムで撮影していたアナログ時代のカメラとは位置づけが違う、
デジタル形式で撮影するカメラの総称です。
皆さんがイメージするデジカメはコンパクトデジカメの事だったんですね!
勘違いをしている方も多いかと思いますので、
ご注意下さい!
では!そのコンパクトデジカメの最大のメリットといえば?といいますと、
気軽に何度でもシャッターを押せることかと思います。
メモリの容量はフィルム時代の1本24枚、36枚などとは比較にならないほど大きく、
数百枚を撮り続けてもまだ余裕があるほど。
どんなに小さなタイプのデジカメでも、
メモリさえあればかなりの枚数を撮影、ストックすることができます。
また簡単に上級者レベルの撮影ができることもメリットの一つ。
デジカメは今や数百万~数千万画素数をもつ高画質の撮影ができるため、
かなり美しく、自分がプロになったような感覚を楽しむことができます。
初心者に正にバッチリなのが、デジカメなんですね。
一方で、気軽にシャッターを切れる半面、一枚の重みというものは確実に薄れました。
画像を残すという行為自体が、以前は記念日などに限られていたため、
どんな風に最高の1枚を撮るか、「撮影」そのものがイベントだったのです。
デジカメのデメリットというわけではないですが、便利になって画像に対する思いは、
大切に持っていきたいですね。
また膨大に写真を撮ることができるようになって、そのデータ管理も大きな問題です。
最近では管理ソフトも色々増えましたが、記録数が多すぎて、
記憶に残る1枚も減ったような…
データ整理が煩雑になったことも、デジカメ時代到来の課題でしょう。

一眼レフのメリットデメリットは?
一眼レフと聞くと、まるでプロカメラマンが持つようなイメージを感じる方もいるのでは?
でも言葉を理解してしまうと、一眼レフを理解するのは簡単です!
“一眼”とはカメラに使われているレンズの数が1つという意味であり、
“レフ”とは光を反射させるレフレクターの略称です。
カメラ内部で光を反射させることにより、
ファインダーを覗いて画像を確認できるようにする。
つまり1つのレンズが撮影とファインダーの役割を担っているのが一眼レフです。
もしこのミラーがなければカメラに入った画像はそのまま撮像素子に行き、
画像化されるため、人の目でどんな画像を撮影しているのかが分からないことになるんですね。
なんだか難しそうな構造のようですが
でも最近は一眼レフでも簡単操作で、
それこそプロ並みの撮影をすることが可能になったのです!
一眼レフもフィルム時代は、
撮影時の照度(明るさですね)に合わせた絞り、シャッタースピードなどなど、
被写体をどう捉えるかをイメージしてその通りに撮影しなければならず、
刻一刻と変わる状況に合わせてカメラをコントロールしなければなりませんでした。
ま・さ・に、プロカメラマン並の知識と経験が必要だったわけですね。

でもそれも昔の話。
今や一眼レフはオートフォーカス(AF)で
大抵の悪条件でもきれいな撮影を実現してくれます。
しかも画素数は数千万というものもあり、
そのままポスターなどに使えるくらい高画質なんです。
つまり現在の一眼レフカメラとは、
「一眼」という方式をとった最高レベルのお手軽デジカメカメラということです。
決して初心者では使えないものではないんです!
また通常のデジカメにもありますが、
撮影状況(夜とか、遠景とか、動きのあるものなど)に即した機能もあるので、
モードを切り替えるだけで場面に合った画像を、誰でも撮影することができるのです。
“簡単でキレイ”、これこそ一眼レフの最大メリットですね。
また一眼レフカメラのもう一つのメリットは、レンズ交換ができること。
本体の機能と合わせ、広角や魚眼レンズ、高倍率のレンズを使えば、
撮影の世界は飛躍的に広がります。
こうして今、多機能で様々な撮り方ができるようになったデジカメ一眼レフですが、
本来の醍醐味を楽しむには高度な技術が必要なのは変わりないのが現実。
いわばパソコンのOSでプロ用をもっているのに
簡易モードだけで満足しているジレンマを感じている人もいるようです。
これをデメリットと感じるかはユーザー次第ですが、
どんな使い方でも、宝の持ち腐れにならなければOK!
一眼レフのあと、コンパクトで多機能なミラーレスカメラも登場し、
一眼レフとユーザーが今後どうつきあっていくのか、楽しみです。
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デジカメと一眼レフの違いをまとめると?
ここまで比較して、デジカメと一眼レフの違いはどこにあったのでしょうか。
多機能であらゆる場面に応じた撮影が簡単にできる両者。
一般ユーザーにとって根本的なところは変わらないのかもしれません。
でもあえて比較してみれば、下記が大きなポイントになります。
【画像について】
一般に一眼レフの方が画素数が高いです。
もはや携帯カメラでもそこそこきれいなプリントに対応していますが、
大判プリントやポスターには、一眼レフの繊細な画像が必要でしょう。
【仕様について】
見た目の通りですが、
コンパクトな一般デジカメはカバンなどで持ち運びしやすいもの。
一眼レフはやはり重いです。
本体だけでなく、交換レンズや外付けのフラッシュなども持ち歩けば、
かなりかさばります。
もちろんそれだけのスペックを持ち合わせた一眼レフなら、
あらゆる場面で自分の思う撮影ができますが、これも使用目的次第でしょう。
【コストについて】
いわずもがな、一眼レフはやっぱり安い買い物ではありません。
デジカメは低コストなものを求めて選べば数千円で新品を入手できます。
まとめ
ここまで読んでみて、
デジカメと一眼レフに対してそれぞれ思うところがあったと思います。
「自分ならそんな高いカメラはいらない」「大切な撮影は一眼でなくちゃ」
「そもそも携帯カメラで十分!」などなど、どれも正解です。
でもいずれも目的ごとに合う、合わないはあるので、
思い切って違うカメラを手に取って、その世界観を味わってみるのも、
自分の写真に対する考え方を広げるのに有効ではないでしょうか。
初心者だから、ではなく、どう使いたいかでチャレンジしてみると、
意外に楽しい景色がファインダーから覗けるかもしれないですよ!