カメラの絞りって何を絞るのー!?
初めてカメラを手にしたときに出てきた疑問です、、、
初めてカメラを手にした時に目にする、絞りとかF値とか、、、
全く分からなくないですか!?
分かります!
私も同じでしたから。汗
最初は気にせずにぱしゃぱしゃと写真を撮っていたのですが、
次第にもっと上手くとりたい!!
という願望が強くなり、カメラの勉強を始めました。
今夏は同じ悩みを抱える方にカメラの絞りとF値について説明をしていこうと思います♪
しっかり覚えてよりハイレベルなカメラライフを送って下さい!
カメラの絞りとは?
カメラに詳しい人が
「絞りに気をつけて」「もっと絞りを浅く」
などと言っているのを聞いたことはありませんか。
“絞り”って…? わかっているようでわからないのがこの言葉です。
カメラで撮影するとき、レンズを通って物体を映し出すための光が必要ですね。
絞りとは簡単にいえば、その光の量を適切にすること。
カメラマンは様々なシーンに合わせて
その光の加減(=絞り)を調整して撮影するんですね。
明るい方が被写体を映し出しやすいのでは? と思うかもしれませんが、
あまり明るすぎるとカメラの許容以上の光量になって白っぽい画像になるなど、
失敗の元となります。
絞りはカメラだけでなく望遠鏡や光学顕微鏡にも使用されており、
カメラには自動で絞りを行う機能があるため、
状況に合わせて適切な光量を調整して取り入れてくれています。
もちろん絞りだけで完璧な撮影が成立するわけではありませんが、
ひとまず撮影に先駆けて、
適度に明るさをもった光量調整のための言葉だと考えてください。
F値ってなに?
なお一眼レフのマニュアルモードで絞りを調整する場合、
絞りの調整値はF値で表現されます。
この絞り値は
F1、F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32
のように表記されます。
つまり絞りを数値で表現したものがF値です。
このF値と密接に関わっているのがシャッタースピードと呼ばれるものです。
シャッタースピードと絞りの関係はコチラの記事で紹介しています。
↓ ↓ ↓
「カメラのシャッタースピードと絞りの関係は?」
「夜空の星を撮るときはシャッタースピードを遅くして」など、
これもカメラマンの口からよく聞かれますね。
F値は数値が上がれば上がるほど絞りが大きくなり、
そのぶん光の量が減るために画像はどんどん暗くなっていきます。
ただ暗くなるだけでは見えづらい写真が出来上がるだけなので、
そこでシャッタースピードを調整して、
F値の絞りに合わせたシャッター速度を合わせていきます。
例えば、F値を大きくすればそれだけ撮像は暗くなりますが、
その分だけシャッタースピードを遅くして、
取り込む光の量を多くすれば適正露出にすることができるのです。
露出についてはコチラの記事で紹介しています。
つまりF値に合わせたシャッタースピードの組み合わせはいくつもある、
ということになります。
しかしなぜ組み合わせを選ぶ必要があるのでしょうか。
そこにはその組み合わせならではの、仕上がり画像の見せ方が違ってくるからです。

ぼかしたいときはどうするの?
光の量に合わせて絞り、F値を調整してそれに見合う分のシャッタースピードにすれば、
どの組み合わせでも適正露出の写真となるのはお分かりになったでしょうか。
ここでなぜわざわざ組み合わせを変えて撮影する必要があるのか、
疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
結論からいえば、
適正な組み合わせでもシャッタースピードが変えれば
動いている被写体のブレ具合が変わります。
そして絞りを変えれば被写体に合わせるピントの深度が変わる。
つまり組み合わせ次第で、ぼかしを生かした撮影をすることができるのです。
ピントの深度とは、合わせたピントの中心を軸にして、
そのピントの広がり具合で“浅い”“深い”と表現しています。
ピントが浅ければ、中心のわずかな周りだけがピントが合うようになって、
その周りはぼけた画像になります。
逆に深ければ、全体がよく見える画像になるわけです。

例えば手前の商品にピントを浅く合わせ、
その店の店内はぼかした感じで雰囲気だけ見せたい場合は、
F値を小さくして絞りを浅くし、
シャッタースピードをそれに合わせて早くするといいでしょう。
被写体によって、またご自身がどう見せたいかによって、
色々な表現のできる楽しみがあります。
まとめ
絞りをはじめ、F値やシャッタースピードなど、
これらは一眼レフカメラの豊かな表現力を再現するためには欠かせないテクニック。
自動でもある程度の本格的な写真を撮ることはできますが、
たとえば「ここはもっと浅めの写真が撮りたいな」など、
さらに自分なりの表現がしたいときに、ぜひ活用してみましょう。