カメラのシャッタースピードとは?
カメラのシャッタースピードってなに?
カメラの知識がなくても、シャッタースピードという言葉はよく聞きますね?
「え? シャッターってあの”カシャッ”ってやつでしょ? スピードってなんのこと??」と
初心者の方であれば、一体何の事だか疑問符だらけになるかと思います。
でもこのシャッタースピードをマスターすると
夜景でも綺麗に写真が撮れるようになるって知ってました?
今回はこのカメラのシャッタースピードについてご紹介したいと思いますので、
ぜひ参考にしてみて下さい!
カメラのシャッタースピードとは?
「シャッターってあの”カシャッ“ってやつでしょ?」
っというご質問ですが、ある意味それで正解!なんです。
つまるところ、その”カシャッ“こそシャッタースピードを表すもの。
厳密には何十、何百分の一でシャッターの開く時間の長さが違うのです。
そのシャッターが開く時間は、1秒や1/2秒、1/4秒などで表します。
シャッターが遅ければ何十秒も開くことになり、早ければ1/1000秒、1/2000秒、1/4000秒にもなります。
シャッタースピードが速いと、光がレンズにあたる時間は短くなり、シャッタースピードを遅いと、光がレンズにあたる時間は長くなります。
では光の当たる時間が違うと何が起きるのか、次に説明していきましょう。
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早いシャッタースピードは、どんなシーンに向いてる?
シャッタースピードとは、文字通りシャッターが開いている時間のことを指すことはお分かりになったかと思います。
まずシャッタースピードを早くした場合を考えてみましょう。
シャッターが早いということは、レンズに光の入る時間も短くなります。
写真は暗くなりますが、そのぶん瞬間をとらえるため、ぶれが生じにくくなるのです。
例えば野球のピッチャーが投げる球を撮るとき、瞬間をとらえるためシャッタースピードを早くすれば、球の縫い目が見えるほど鮮明に写すことができます。
画像が暗くなってしまうときには、フラッシュを焚くか、またはもしできるようであれば、絞り(F値)を小さくして、シャッタースピードは早いままで明るい画像になるように調整するのも手ですね。
まずは動きのある被写体をよりきれいに写すために、シャッタースピードを早くするということを覚えておくといいでしょう。
遅いシャッタースピードは、どんなシーンに向いてる?
ではシャッタースピードを遅くして撮影するのは、どんな時なのでしょうか。
早いシャッタースピードの理論でいえば、「被写体がぶれちゃうんじゃないか?」ということになりますね。
もちろん先ほど説明した野球ボールでいえば、ボールの縫い目はおろか、ピッチャーの手先もぶれてしまい、写真(バレーボール)のようにボールも原型をとどめず、軌道がかろうじて見えるくらいになってしまいます。

ではどんなときに、シャッタースピードを遅くする必要があるのでしょうか。
主な活用法としては、暗い場所での撮影。
早いシャッタースピードがわずかな光しか捉えないということは、逆にシャッタースピードが遅ければ遅いほど、たくさんの光を捉えるということ。
そのため例えば夜の街並みなどの撮影であれば、シャッタースピードが早いと全体は真っ暗で、わずかに街灯などが見える程度でしょうが、遅ければ街灯の下の建物や道路、街全体が暗いながらもはっきりと見えるようになります。
また、星空などもシャッタースピードが遅くなければ撮影できません。
なぜなら星の光はわずかなものなので、しっかりとスピードを遅くして取り込まないと、その光を画像に写しだすことはできないからです。
また、あえて動きのあるものを遅いシャッターで撮影することもあります。
高速道路などで遅いシャッタースピードで撮影すれば、車のライトが光の帯となって映し出されることでしょう!
まとめ
シャッタースピードがどのような目的で、またどのように使い分けされているか、ここまで説明しました。
シャッタースピードの特性が分かれば、ひとまず被写体がどんなものかによってその早さを変えればいいんですね。
そのうえで、絞りなどで明るさ調整をできるようになれば鬼に金棒です!
またカメラによっては、自分でシャッタースピードを変えつつも、絞りの方はカメラが自動調整してくれる機能もあります。
まずは状況に応じてどう撮るか、その技術を一つずつ磨いていくことが、理想のシャッターチャンスを捉えることになるでしょう。