5月、春めいた雰囲気もすっかり鳴りを潜め、
新緑が目立つ季節ですね。
「もう花が散ってしまったなぁ……」と春の季節が惜しまれる時期。

大型連休や端午の節句など、行事もたくさんある5月。
そんな5月を、手紙で表してみたいとは思いませんか?
ビジネスとプライベートに分けて、5月の季語や例文をお教えいたしますね。
その他の月の時候の挨拶はコチラをご覧ください!
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「時候の挨拶!2月はなに?」
「時候の挨拶!3月はなに?」
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5月の季語例、文例 ビジネス編
さて、では早速ビジネスでの5月の季語や挨拶を見て行ってみましょう。
○季語例
5月の季語には、以下のようなものがあります。
上旬
葉桜、薫風、青葉
中旬
新緑、若葉、緑樹
下旬
軽暑、微暑、惜春
全体的に、緑の葉を表す言葉が多いですね。
下旬になると、本格的に夏に入るせいか、暑さも感じられるものが増えてきます。
漢語は堅苦しい印象を覚えますが、
この季節の言葉は非常に季節感があって親しみやすく感じられますよね。
薫風は、緑の中を通り抜ける心地よい風のことです。
本当に香るわけではないですが、
風にも緑を感じられるという、情緒深い言葉です。
さて、次は例文を見ていきましょう。以下の通りとなります。
○例文
葉桜の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
新緑の候、皆様にはいよいよご清栄のこととお慶び申し上げます
緑樹の候、皆様にはいっそうご活躍のこととお慶び申し上げます。
なお、ビジネスマナーの基本として、初めの「拝啓」、結びの「敬具」は忘れない様にしましょう。
[adsense]5月の季語例、文例 プライベート編

さて、5月と言えば先ほど申し上げた通り様々な行事があります。
さらに、様々な花が咲き誇る季節でもあります。
季語の例は以下の通りです。
○季語例
上旬
端午の節句
鯉のぼり
新茶の便り
中旬
つつじ
カーネーション
暑からず寒からず
下旬
田植え
肌の汗ばむ
春色ようやくおとろえて
全体的に、花が多くなってしまいましたね(笑)
どれも綺麗な花ですし、
カーネーションは母の日が近いこの時期にぴったりの花ですよね。
上旬の方に「新茶の便り」というのがありますが、
茶摘みの時期がちょうどこのころです。
このころのお茶が一番おいしいとされていますね。
さて、ではこれらの季語を使った例文を挙げていきます。
○例文
各地で新茶の便りが聞かれる頃となりました。
お元気でお過ごしでしょうか。
日中は少し汗ばむほどの季節となりましたが、
皆様その後いかがお過ごしですか。
花屋の店先には色とりどりのカーネーションが並ぶ頃となりましたが、
ご家族の皆様もお変わりございませんでしょうか。
やはり、植物を取り入れた文章はとても風流で見栄えもいいですね。
やはり、積極的に取り入れていくべきだと思いますよ。
手紙の一例

では、これまでにあげた季語を用いて、手紙の書き出しを書いてみようと思います。
母の日も近づき、カーネーションが店先に並ぶようになりました。
いかがお過ごしでしょうか?
このような感じでいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
今回は時候の挨拶についてまとめました!
手紙を書く参考になったのなら、喜ばしい限りです。
時候の挨拶がしっかり入った手紙は心を動かされてしまいますよね♪
ぜひ参考にしてみて下さい!
素敵なお手紙を、心待ちにしておりますね。