
子供の日にすることはこいのぼりを飾る事だけ?
そう、、、姪っ子の質問が来ました(><汗
こいのぼりや五月人形を飾ったりする「子供の日」は、
その他にも子供の成長を願っての風習があります。
柏餅を食べる、菖蒲湯に入るなどです。
でも、子供にはあまりよく知られていないこの行事、
それ故に大人でも由来を知らない人が多い事でしょう。
今回は、柏餅や菖蒲湯の由来について説明していきますね!
なぜ子供の日に柏餅を食べるの?

まずは柏餅について説明していきましょう。
柏餅は非常にシンプルな形をしていますよね。
あんこの入ったお餅を柏の葉で巻くだけ。
でも、どうしてそれを子供の日に食べるのでしょうか?
何故柏の葉で包むのでしょうか?
これは柏という植物の特徴が由来になっているんです。
柏は新芽が育つまで古い葉が落ちません。
その特徴から子孫繁栄と結びつけられ、
江戸時代からこの風習は始まりました。
私はただあんこが好きで毎年柏餅を食べていたクチなのですが、
こんな意味があったのは驚きでしたね。
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何故菖蒲湯に入るの?

さて、次は菖蒲湯についての説明に入りましょう。
菖蒲湯はそのまま、あるいは刻んで
菖蒲をお湯に入れてそれに浸かるものです。
ここでも、「何故菖蒲なのか?」という疑問がわいてきますね。
そもそも、こどもの日は「端午の節句」と呼ばれる日であり、
この日は平安のころ「菖蒲の節句」とも呼ばれていました。
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「こどもの日になぜ柏餅を食べるの?菖蒲湯に入る理由は?」
菖蒲は昔から、病を遠ざける効果があるものとされていたのです。
実際に、菖蒲を飾ったり薬玉を送りあう行事が行われていました。
そしてそういった行事の中に、
菖蒲で枕を作って
翌日にそれを湯に浮かべて浸かるというものがありました。
これが菖蒲湯の始まりですね。
ちなみにこれは貴族階級の行事で、
一般の人が菖蒲湯に入るようになったのは江戸時代のころです。
それでも一般に浸透するまでになるとは、
菖蒲の力がよほど強く信じられてきた結果のように思えますね。
凄いです(><
さて、菖蒲湯についてはもう一つ言い伝えがあります。
菖蒲の葉を頭に巻くと賢くなるというものです。
菖蒲の葉を頭に巻くと賢くなるともいわれますし、
より体が丈夫になる、頭痛が治るなど様々な謂れがあります。
賢くなるかどうかはさておき、
菖蒲には実際に血行を良くしたり神経痛を和らげる効果があります。
なので健康には確かに良いのかもしれませんね。
こどもの日に他に食べるものはあるの?
さて、余談として、
柏餅のほかにこどもの日に
食べるものについて触れていきましょう。
それは何かというと、ちまきです。
これは中国から入って来た風習ですね。
中国にいた屈原という詩人が、
正義感から王を諌め続けた結果国を追いやられ、
川に身を投げてしましました。
これを見た国民たちによって川にすむ魚が屈原を食べないように
ちまきを川へ投げ入れる風習が生まれました。
これが国の安泰や無病息災を願う行事へと変わり、
日本にも伝わってきたのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
こどもの日に食べるものや風習について、
参考になれば幸いです。
こうしてみてみると、
人々の「健やかに育って欲しい」とか、
「元気な体を保てますように」という願いが
込められた大事な風習だということがわかりますね。
実際、この時期は季節の変わり目で体調を崩しやすい時期。
だからこそ子供たちには元気でいてもらいたいものですよね。
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素敵な願いのこめられたこの風習は、
いつまでも伝えられてほしいものですね!