祇園祭といえばやっぱり京都が有名ですが、
関東でも千葉の成田山で祇園祭が開かれます。
Orignal update by: Hetarllen Mumriken
3日間にわたって行なわれるこのお祭りは300年の歴史を誇り、
毎年45万人以上の見物客が訪れる成田の一大イベントです。
お神輿や何台もの山車(だし)が出て華やかなこのお祭り、
どんな起源で始まって、見どころはどこなんでしょう…?
調べましたのでご覧下さいね。
成田祇園祭の歴史は?
成田祇園祭は、
「成田山(なりたさん)」の呼び名でもおなじみ、
千葉県成田市にある
成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)の祭礼行事です。
この成田祇園会ですが、
1721年(享保6年)の文章の中に
「旧暦6月8日に権現の祭礼を行った」とあります。
享保といえば8代将軍吉宗の時代。
どうやら何かの理由のため中止になっていたお祭りを
わざわざ奉行所に願い出て再開の許可を得たようなんです。
つまり吉宗の時代以前から祭りはあった、
と考えられているわけですね。
成田祇園祭り2015の日程と見どころは?
[adsense] この成田祇園祭は、7月7・8・9日に一番近いの金・土・日曜日に開催されるため、
2015年は7月3日(金)~7月5日(日)の予定になっています。
成田山のご本尊は不動明王ですが、
これは大日如来の化身とされていて、
この祇園祭では大日如来を「ご尊体」とした御輿と、
合わせて10台の山車や屋台が
一斉に繰り出す勇壮なお祭りでもあるんです。
あ、屋台と言っても、
りんご飴とかが売られているあれではないですよ(^_^;;
成田祇園祭では山車と屋台は明確な区別がされていないんです。
この山車や屋台は、
成田山に縁のある歴史上・神話上の人物が
モデルとなった人形が乗せられています。
例えば、
幸町→朱雀天皇(第61代天皇)田町→素戔鳴尊(スサノオノミコト)
成田山交道会→日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
本町→藤原秀郷(平将門の乱で活躍)
囲護台三和会→嵯峨天皇(第52代天皇)
花崎町→八幡太郎義家(源義家、前九年の役・後三年の役で活躍)
土屋→大穴牟遅神(大国主神、古事記・日本書紀に伝わる神)
仲之町→神武天皇(初代天皇)
って感じです。
どの山車・屋台にどの人形が乗っているかを見るのも楽しそうですね。
最大の見どころは、最終日の「総引き」ですね。
成田山表参道を引き手たちによって
山車と屋台が坂道を一気に駆け上がる
勇ましい光景が繰り広げられます。
参考に去年の行事スケジュールをあげますと、
(金)
午後1時30分~ 成田山大本堂前
「安全祈願、鏡開き、山車・屋台競演(総踊り)」(土)
午前9時~ JR成田駅広場
「山車・屋台競演(総踊り)」
(日)
午後1時~ 門前~薬師堂
「山車・屋台総引き」
午後3時40分~ 成田山大本堂前
「御輿還御式」
「山車・屋台競演(総踊り)」
となっています。
今年も大きな変更はない模様ですが、
詳しくは公式サイトでご確認ください。
→http://www.nrtk.jp/
成田祗園祭のアクセスや交通規制は?
成田山までは、
JR成田駅、京成線成田駅からともに徒歩15分ほど。
どちらの駅にも
エスカレーター・エレベーター・車いす対応トイレがあり、
シニアカーの利用も可能です。
また、成田山の境内も車いすへの配慮がかなり行き届き、
スムーズな通行ができるようになっています。
ただやっぱりお祭りの日は混みあうもの。
車いすの方が参拝に、
またお祭りを見に行かれる場合は、
念のため2人以上の同伴者がいたほうがいいですね。
また交通規制ですが、
当日は駅から成田山までの山車運行通路が通行止めとなります。
車の場合は成田山周辺か、
JR京成各駅近くのコインパーキングの利用がお勧めです。
詳しくはこちらからご確認ください
→http://www.nrtk.jp/news/gion/kisei.html
歩行者通路は山車運行通路とは別に確保されています。
まとめ
今回は千葉県の「成田祗園祭」についてまとめました。
「祇園祭」なので
もっと雅な雰囲気なおまつりかとおもいきや、
かなり迫力のあるお神輿や山車が行き交う
活気あるお祭りなんですね!
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