うちの上司、気分次第で部下に当たり散らしてひどいんだけど!
もう、パワハラとかそういうレベルの話じゃないんだよ!
え?クラッシャー上司?何それ?
でも、なんかぴったりなネーミング(笑)

Original update by: Ant Jackson
あなたは、「クラッシャー上司」という言葉を耳にしたことはありますか?
なんだか、小説やコミックのタイトルのようなこの言葉、
実は労働に関する用語のひとつなのです。
今回は今、問題視されつつあるクラッシャー上司について
被害対策もふくめてまとめてみました。
目次
嫌味な上司とは段違い!凶悪なクラッシャー上司とは?
残念ながらどこにでもいるクラッシャー上司ですが、
クラッシャー上司とは一体どのようなものなのでしょうか?
例えば・・
- ささいな失敗を言葉の暴力で執拗に責め立て怒鳴り、無視をする。
- 部下に対して強烈なプレッシャーとストレスを与え、退職へ追い込む。
- 気分次第で怒鳴り散らしたり、責任を押し付けたりなすりつけたりする。
というようなことが一例に挙げられます。
上司という立場を利用したり縦にして、
部下に対して威圧的な態度をとったり理不尽な要求する
などのパワハラ上司というのもいますが、
クラッシャー上司はパワハラは当たり前のように行い、
さらにその上を行くのです。
あからさまに嫌味を言う上司とはまた違い、
クラッシャー上司はこれらのプレッシャーを
毎日、立て続けに与えることによって、
部下をうつ病へと追い込んだり、退職させてしまうのです。
ちなみに、本人は全く罪悪感がありません。
それどころか、逆に「使えない部下を持って大変だ」
などと周りに触れ回ったりします。
果てには、どのようにして部下をうつに追い込ませたかなど
武勇伝にしたりすることもあるほどです。
気分で罵声を浴びせたりすることもあるため、
部下は当然相談などはできませんし、
何か言おうものなら延々と持論や説教などが続くこともあるため、
うかつに声をかけられないという場合もあります。
そのため、どうしても委縮したりと毅然とした態度が取れなくなり、
そのことが余計クラッシャー上司の機嫌を悪くしたり、
「お前はこれだからダメなんだ!」
と非難される原因へとつながっていくのです。
そんな問題上司はどの会社にも存在しますが、
中でもやはりブラック企業に多いとのことです。
なぜブラック企業に多いのでしょうか?
その理由について触れていきましょう。
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クラッシャー上司がブラック企業に多い理由は?
クラッシャー上司は、ブラック企業に多い傾向にありますが、
そもそもブラック企業の定義とはどのようなものなのでしょうか?
定義にはいくつかありますが、過重なノルマがあったり
長時間拘束の労働や残業を強いるような企業などがそれに当てはまります。
そんな会社の中で生きるには自然と自己中心的なやり方での仕事となりがちで、
部下を育てるなどの気持ちの余裕も無く、
弱い立場である者に対して日々のストレス・イライラをぶつける事が
習慣となってしまう傾向にあるようです。
それが、「クラッシャー上司はブラック企業に多い」
と言われている理由になります。
そして現在クラッシャー上司と言われている人も、
過去にその仕打ちをうけた側である人が多いため、
新入社員対しても同じような事をしているといった悪循環もあります。
ですが冒頭にも述べたようにブラック企業でなく、
大手企業をはじめ他のどんな企業にも必ずクラッシャー上司は存在し、
大手と知られているその会社も
ブラック企業と言われる要素をつくっている可能性もあります。
元々能力が優秀であるが故に、
企業側が対処に困り野放しにする…といったケースがあるからです。
他の社員や直属の部下にしたらそんな上司を放置し、
役職の立場に置いている企業にも問題があり、
結果「あんな上司を役職に置いているなんてこの会社はブラックだ…」
との評価になってしまうからです。
では企業が対処してくれない場合、上司からの執拗な暴言など、
どのように対策すればいいのでしょうか?
これについてもじっくり考えていきましょう。
ブラック企業やクラッシャー上司に対する被害対策を練ろう!
Original update by : Christopher.Michel
転職先が見つかればすぐ辞めたいけれど、
そう簡単に転職もできない場合もあるでしょう。
では自分たちで出来る対策は何かないのでしょうか?!
まずは、同じようなことで悩んでいる人がいないか調べて、
仲間をつくることです。
仲間がいれば、お互い相談もしやすく対策を考えることも可能です。
次にそんな上司にまともに対応をするのではなく、
受け流すという方法です。
自分のミスが明らかである場合を除いて、
クラッシャー上司はたいてい自分の非を部下に押し付けるタイプが多いです。
クラッシャー上司の言葉を1から10まですべて聞いていると、
本当に自分のミスが原因で叱責を受けているのか、
そうでないのか判断がつかなくなってしまう場合もあるのです。
相手が言う事はすべて正しい事だ…と自分を責め続けると、
精神上良くありませんし、ずっと標的にてしまう恐れもあるのです。
多少は、スルーできるスキルを育てることも大切ですね。
そして最終手段が、その企業の人事や上層部に訴えることです。
営業所長や所属長などの規模では、
なぁなぁで済まされてしまう事もありますので、
思い切ってもっと上に対応をお願いしたほうが効果的です。
自分の身を守るため、
そして会社のためでもありますので遠慮はいりません。
とはいえ、クラッシャー上司に、対応を改めるようにしてもらうのは
そう簡単に実現することではありません。
ですが、上司が直属の上司でなくなれば、
かなりの状況改善だと言えるのではないでしょうか?
しかし、そこはクラッシャー上司!
そう簡単に役職を外れるものではありませんよね・・・
クラッシャー上司を、上司の座から失脚させる方法はあるの?
クラッシャー上司を失脚させるのに、
合理的で効果のある方法などはあるのでしょうか?
ひとつは、やはり上層部や会社の人事に状況を説明して、
調査をしてもらう事ではないでしょうか?
なかなか勇気のいる事ではありますが、
クラッシャー上司の行動が知られているのが
1営業所などの限られた範囲の中なのであれば、
最も効果的な方法だと言えるでしょう。
人事部などがヒアリングをしたりした結果、
問題の上司が態度を改めたといった実例もあります。
状況にもよりますが、上層部への訴えを確実にするのであれば、
録音をするなどの証拠が必要になる場合もあります。
クラッシャー上司の場合は、ただのパワハラ上司とは違い
うわべだけ取り繕うようなところは少ないので、
調査が入ったところで態度がコロッと変わるようなことはそう多くはありません。
しかし、それでも証拠を押さえておくなど
対策をしておいて損はないかと思います。
上層部へ訴えるときは、とことんやるつもりで挑むことが大切です。
上層部に掛け合ったことで、
クラッシャー上司のプライドに触れることとなり、
結果として余計にターゲット視されたり、
逆恨みされたりしてしまうケースもあるのです。
これでは失脚させるどころか、
かえってその後の業務に支障をきたす結果を生んでしまいます。
そのことも含めて、十分に人事や上層部と
話し合う必要があるということになりますね。
上司よりも上の役職につくまで黙って上り詰めて蹴落とすという方法もありますが、
これは少し時間がかかりすぎてしまうかもしれませんね。
どちらにしても、簡単なことではありませんが、
大事なのは自分の気持ちと何が正しいのか等の判断を
常に持っておくべき事だといえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
現在このようなクラッシャー上司に悩まれている方が多くいるのは事実です。
対策としては、一人で悩まず、仲間を作る事。
明日は我が身、お互い助け合う事がまず大切です。
クラッシャー上司になる要因は極度な心配性の方が多いので、
自分の感情コントロールがうまくできない人なんだな。
等と見方を変えると少し気持ちが楽になるかもしれません。
決してあなた一人の問題ではありません。
是非参考にして、クラッシャー上司への対策を考えてみてくださいね。