最近なんだか生理が遅れている気がする。
量もたくさん出ているし、
今までこんなことなかったのに。
急なおりものの変化って気になってしまいますよね。
もしかして妊娠なのかも・・・
心配だけど検査薬を買いに行くのはまだちょっと・・・
色や質感の違いはわかりにくいし、
臭いが違ったりするのかな。

Original update by : ぱくたそ
おりものの話、気になるけれどなかなか人には聞き辛いもの。
急な変化はなおさら気になってしまいますよね。
そんな気になるおりものの話、
こっそりご紹介させていただきます。(*’▽’)
きっと不安も解決するはず!
今回は臭いの変化にスポットをあててみていきます!
通常時におりものが排出される理由とは?
おりものは「おりるもの」が語源となっており、
膣や子宮の出口で作られる分泌液や粘膜が混ざって、
外に排出されるものです。
膣内に潤いを保ち、雑菌が侵入・増殖しないように
守ってくれる働きを持っています。
そういった役割を持つという意味では、
唾液や涙と同じようなものです。
おりものは膣内から排出されるため、
中の状態を知るには一番有効な手がかりです。
実はおりものの中には
デーデルライン桿菌(かんきん)という善玉菌がいて、
大腸菌やカンジタ真菌等の雑菌の繁殖を抑えています。
この善玉菌が減ってしまうと膣内の抵抗力が落ち、
感染を起こしやすくなります。
抗生物質を飲むとカンジタ膣炎になってしまう場合がありますが、
これは抗生物質の作用で善玉菌まで殺してしまい、
感染症にかかりやすくなってしまうためです。
ちなみにおりものの量が気になる場合ですが、
一日下着を変えずにいて気にならない程度なら
正常な分泌量と言えるでしょう。(*’ω’*)
特に心配する必要はありません。
ただし、何度も下着や織物シートを変えたり
拭き取らなくてはいけないような場合は注意が必要です。
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通常のおりものはどんな臭い?
なかなか人には聞きにくく、
人と比べることのできないおりものですが、
どういったおりものが正常なのでしょうか。
整理周期によって変化がありますが、
通常おりものは半透明か少し白っぽい色で、のり状をしています。
乾くと黄色か褐色になります。
そして臭いとしてはほぼ無臭、
もしくは少し甘酸っぱい感じがすることもあります。
これは膣内が酸性のため、その酸味の臭いを感じるからです。
体調の変化で臭いが強くなることもありますが、
汗と同じでそれほど気にする必要はありません。
※ただし明らかに悪臭のする場合、
ヨーグルト状のものが出る場合、褐色のものが出る場合は
膣炎や感染症等の可能性があるため注意が必要です。
すぐに病院を受診しましょう。|д゚)
・・・それでは妊娠によって膣内の状態が変化した場合、
おりものの臭いは変わるのでしょうか。
妊娠時のおりものはどんな臭いになるの?

Original update by : ぱくたそ
普段膣内は酸性であるため、
おりものからは甘酸っぱい臭いがすることが多いと思います。
しかし妊娠すると酸性が弱まりアルカリ性へと変化するため
酸っぱい臭いがなくなる人が多く、
中には無臭になる場合もあるのだとか。( ゚Д゚)
・・・妊娠すると特殊な臭いがするのではなく、
反対に臭いがなくなるんですね。
ただし、魚が腐ったような強い臭いがする場合や、
白い物質が混ざりかゆみを伴う場合などは
膣内の炎症が予測されるため要注意です!
妊娠初期のおりものはさらさらしていることが多いため、
「さらさらのおりものがいつもより多く、
臭いも酸っぱい感じがしなくなった」
と感じるのが妊娠を見分けるポイントです。
妊娠時におりものの臭いが変わる訳とは?
膣内の変化がおりものの臭いを変えるとお話ししましたが、
もう少し詳しくメカニズムをお話しします。
受精卵が着床し妊娠すると
身体のホルモンバランスに変化が現れます。
黄体ホルモンの分泌が始まり、女性ホルモンの作用が起こり、
それにより個人差はありますが
おりものの量が増えたり臭いや色が変化したりします。
膣内は酸性からアルカリ性へと変わるため、
これが酸っぱい臭いがしなくなる理由となるのです。
おりものは膣内の状態を教えてくれる大事なものです。
普段から自分のおりものの状態を知っておき、
何か変化が現れたら気づけるようにしておくとよいでしょう。(*’ω’*)
まとめ
妊娠すると身体にはたくさんの変化が訪れます。
普段は酸性である膣内がアルカリ性に傾き、
臭いがしなくなるというのはちょっと驚く変化ですね。
変化をいち早く知るためには、
普段から自分の身体のことをよく理解しておくことが大切です。
おりものは膣内の状態を知る重要な手がかり!
気にしすぎはいけませんが、身体が教えてくれるヒントを
見逃さないようにしましょうね。(*’ω’*)