たくさん寝ても寝ても、眠い・・・。
そんなことありませんか?
「もしかして病気?」
と心配になってしまいますよね。
眠気の原因をつきとめて、
眠りストレスをゼロにしましょう!

Original update by:足成
その眠気にはちゃんと理由があります。
眠る前や、起きてすぐの朝の習慣、
また、病気の可能性も視野に入れてください。
眠気の問題を無しにして、
素敵な毎日を過ごしましたいですよね。
ここでは、眠気からくる病気についてまとめました。
目次
いつも眠いと感じるのは異常なの?
毎日一定時間睡眠をとっているのにもかかわらず、
いつも眠いと感じるのは、異常な事なのでしょうか?
結論からいいますと、異常ではありません。
しかし、あまりの眠気に悩み、
「もしかすると、病気では?」
と不安になっている方もいらっしゃるでしょう。
実際に、たくさん寝ても
眠くなってしまうという病気はあります。
しかし、そんな病気にもそれぞれ、
眠気以外にも症状があるのです。
いつも眠い=病気
と早合点せず、まずはじっくりと
眠気を引き起こす病気についてみていきましょう。
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眠い状態が続く場合に疑う病気とは?
眠気が病状として現れるような病気には、
以下のようなものが挙げられます。
■睡眠時無呼吸症候群
これは聞いたことがある方も多いでしょう。
眠気の病気というと睡眠時無呼吸症候群、
だと思われるくらい有名ですよね。
症状としては、
・寝ている間、息が止まる
・起きている時、頭痛を伴う
・寝汗や頻尿になる
この病気になる人は、睡眠時に血圧が高くなりやすく、
酸素不足の状態が続くために、
いろいろな病気を起こします。
もともと肥満気味の方は注意してください。
病院の受診は、睡眠外来や呼吸器科、
または内科にかかってください。
■不眠症
昼夜関係なくなかなか眠れなかったり、
途中で目覚めてしまう、または早く目が覚めてしまう
などといったことを総称して不眠症といいます。
普段からよく眠れていないため、
いつも眠気があるという場合があります。
しかしこの場合は、
「睡眠をとっても眠い」という事には当てはまりません。
そのため、自分でも
「眠い理由はなんとなく不眠症が原因なのではないか?」
と思い当たることもあるかもしれません。
しかし、不眠症の原因は複雑です。
こちらについては自己判断は難しいため、
カウンセリングが必要です。
■むずむず脚症候群
この病気は、不眠症と混同されがちです。
しかし、違う病気なので注意が必要です。
症状としては、
- 足が布団に入るとむずむずする
- 寝ると脚がぴくぴく動く、足の筋肉の中にむずむず虫が這うような感じがする
- 熱く感じる
- いらいらしてじっとしていられない
- 不快感があり眠りにくい
この病気は、言いがたい強い不快感に襲われます。
原因は、神経伝達物質に何らかの異常が起きること。
薬による治療で治る可能性が高いです。
■うつ
抑うつ症状のある人は、
昼間の眠気が通常の人より2〜3倍高いと言われます。
治療としては、うつの治療をすることが大切です。
時間がかかることも多い病気ですが、
しっかり治療をすることによっていい方向に向かいます。
■ナルコレプシー
この病気の症状は、
昼間強い眠気とともに、
- すとんと体の力が抜ける
- 強烈な睡魔に襲われて、10分〜20分、寝てしまう
- 驚いたり笑ったりする時、集中力が切れた瞬間などに体中が脱力してしまう。
原因は、脳の睡眠と覚醒を切り替えるための
作業が不安定になってしまうこと。
治療の方法は覚醒を促す薬、
また眠気に入ることを抑える薬の服用がメインになります。
病気以外に考えられる眠気の原因って?

Original update by:足成
病気以外の原因で考えられるものは、生活習慣です。
生活リズムが整っていない場合、
日中に眠気が強くなることもあります。
しかし、単にだらしない生活を送っているから・・
とは言い切れません。
生活習慣が乱れてしまう原因というのも存在します。
それぞれ、見ていきましょう。
■概日(がいじつ)リズム障害
人には「体内時計」というものがあって、
毎日自然なリズムをつかさどっています。
概日リズムというものはこの体内時計のことで、
何らかの原因で体内時計がずれてしまい、
普通に朝起きて夜寝る、というリズムが
作れなくなってしまう症状の総称です。
昼夜逆転する仕事ことが多かったり、
夜から朝までにかけての仕事が多い人、
またはゲームなどで夜更かしする人などが、
体内時計が徐々におかしくなっていき、
最終的には戻らなくなってしまいます。
■妊娠中や生理中の女性
妊娠の初期に眠気が強いと感じる女性は、
少なくありません。
同じように、生理前・または
生理中に眠気を感じる女性も多くいます。
これは両方とも同じ原因で、
女性ホルモンが増えることにあります。
病気ではありませんから、
そんなもんなんだとあまり悩まないのが一番です。
改善するためには、
- ぬるめのお風呂につかる、半身浴もおすすめ!
- 漢方薬を飲む
- 軽くストレッチをする
しかし、眠い時は眠るようにするのがベストです。
身体のサインに従いましょう。
■睡眠不足症候群
連日の仕事やゲーム、ネット依存などで睡眠不足になっていると、
当然そのつけが昼間にやってきます。
あるいはストレスが強い、またお酒の飲み過ぎ、
それから寝具が合っていない、薬の副作用、
などでも睡眠の質が下がってしまいます。
睡眠の質を良くする努力をしてみましょう。
■昼食の食べ過ぎによるもの
お昼の食べ方によっても、ひどく眠くなることがあります。
これを防ぐには、
- 多くの量を食べ過ぎない
- よく噛んで食べる、食事中大量の水を飲まない
- 炭水化物、甘いものを控える
- たんぱく質と野菜を摂る
生活リズムを整えるのは、簡単な事ではありません。
しかし、毎日少しでも意識して改善できることがあるのであれば、
取り組んでみることをおすすめします。
日中にひどく眠くなるのを予防するために気を付ける事とは?
辛い眠気・・・。
治すためには、どうするのが良いのでしょう?
やはり大切なのは、毎晩しっかり睡眠をとることです。
良質な睡眠をとるためには、
寝る前の習慣も見直す必要があります。
■寝る前の飲酒を避ける
寝る前の「飲酒」で寝れるようになるのは、事実です。
しかし、アルコールが体で分解されるときに
交感神経が刺激され、睡眠をジャマされることになるため、
結果的には逆効果なんです!
習慣的に晩酌をしている場合で、
日中眠いという場合はお酒を控えてみるのも良いでしょう。
■寝る前の食事
眠るまでの3時間前に、
食事を済ませておくことが大切です。
寝る直前に食事すると、
胃が活発になり睡眠の妨げになります。
■入浴と歯磨き
歯磨きにはリフレッシュ効果もありますし、
歯茎を刺激するので睡眠ホルモン
「メラトニン」の分泌を抑制してしまうのです。
歯磨きもお風呂も、寝る1時間以上前に済ませておくのが理想的です。
■PCやスマートフォンの液晶画面
よくないと分かっていても、してしまう習慣ですね。
電子機器の画面から発せられる光が、
脳を刺激して軽い興奮状態になってしまいます。
意識して触らないようにするか、
極力ライトの明るさを下げて使用しましょう。
■毎日の起床時間を意識
就寝時間や睡眠時間数は毎日守りづらいでしょうが、
毎日の起床時間を同じにすることは頑張れば可能ですよね。
お休みの日だからって、だらだらと昼前まで寝ていると、
規則正しい睡眠習慣はつくれません。
このように、病気以外が眠気の原因となっている場合は、
日々の生活習慣を変えることでも対処が可能です。
上記に少しでもあてはまり、
夜ぐっすり眠れていないなと感じる場合は、改善が必要ですね。
まとめ
いかがでしたか?
寝ても眠いのには、様々な原因が考えられます。
昼間眠くなってしまうのはストレスですから、
早めに改善したいものですね!
生活習慣を見直してもなかなか改善しない場合は、
病気の可能性もありますので医師の診断を仰ぎましょうね。