1歳の子供が熱を出してしまった!
しかも高熱でなかなか下がらない・・どうしよう!

Original update by:足成
病院の先生は、徐々に熱は下がっていくから大丈夫と言っていたけど・・・。
でもやっぱり心配ですよね。
ここでは、熱が続く子供への接し方をまとめました。
目次
1歳の高熱とはどれくらい?
子どもが発熱すると、やはり心配になりますよね。
一般的にはわきの下で測って37.5℃以上で「発熱」、
38.5℃以上になった場合には「高熱」と判断します。
子供の体温は、時刻や測り方によっても違いますし、
個人によって違ってきます。
子供の年齢が低いほど体温は高くなり、
平熱は朝低くて午後高くなります。
測る場所や、私用する体温計によっても変わりますが、
個人の差も大きいので、日頃からその子の平熱を知っておくことが重要です。
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1歳の子の高熱が続く場合に考えられる原因とは?
1歳の子どもが高熱を出す場合には、
様々な原因が考えられます。
代表的なものは、風邪の症状です。
喉の痛みや鼻水などとともに発熱することが多いです。
他にウイルスによる感染症で、
発熱の症状があるのを挙げていきます。
突発性発疹
1歳までの乳幼児に多い病気です。
他の症状なくいきなり40度近い高熱が3日間続きます。
ほとんどは問題なく治っていきますが、高熱が続きますので、
熱性けいれんをおこすことがあります。
麻疹
発熱とともに咳、鼻水などが2~3日続き、
ひどい風邪とみわけがつきません。
いったん熱が下がると高熱になり、
全身に発疹が出て4~5日の間続きます。
全経過10日くらいの長い病気です。
これは予防接種で防ぐことができますので、
1歳になったらすぐに受けるようにしてください。
みずぼうそう
水をもった疹が全身に出る病気です。
軽くすめば熱がでないこともあります。
しかし重症になると高熱が3日続き、全身に発疹が出ます。
周囲にも感染する病気のため、1週間は外に出られません。
アトピー性皮膚炎や、皮膚の弱い子どもは
予防接種を受けたほうが無難です。
ヘルパンギーナ
夏風邪の一種です。
発熱と喉が真っ赤になって水疱ができます。
高熱は2~3日続くことが多く、のどが痛むので食欲もありません。
原因はエンテロウイルスや、
コクサッキーウイルスというウイルスです。
水分補給に、気をつけましょう。
溶連菌感染症
溶連菌という細菌が、喉について扁桃炎をおこします。
発熱、喉の痛み、発疹が出ます。
流行性があって、学校では出席停止になります。
抗生剤を10~14日飲む事が必要です。
インフルエンザ
ご存知冬になると流行するウイルスです。
咳、鼻水、喉の痛み、発熱、症状は普通の風邪と同じですが、
重症感が全然違います。
熱も高熱で始まり、下がるのに1週間もかかります。
A型とB型があります。
伝染力がとても強いので、注意が必要です。
手洗い、うがいが有効。
予防接種はしましょう。
おたふく風邪
耳の下が腫れ、おたふく顔になってしまいます。
耳下腺にウイルスが入って起こります。
腫れているときは痛いですし、高熱が出ることもあります。
髄膜炎も合併しますので、頭痛や嘔吐がある場合は要注意です。
こちらも予防接種をおすすめしています。
感染症以外にも高熱を出す病気はいろいろあります。
医師の判断が必要不可欠です!
休日や夜中に高熱になってしまった場合の対処法は?

Original update by:足成
子どもはよく熱を出すものです。
熱は夕方や夜から、上がってくる傾向があります。
昼間は平気だったのに、
深夜にかけて高熱になるケースも少なくありません。
夜中のこの時間だと、
かかりつけの病院はやっていませんよね・・・。
でもあわてないで下さい!
高熱ですぐ救急外来を受診する必要は、ありません!
熱は体を守る為の防御反応です。
体温が上がると、体内にいるウイルスの活動が鈍くなります。
体内の免疫細胞の活動が高まり、
ウイルスへの攻撃力が高まります。
つまり、発熱とは、ウイルスと闘う為に
脳からの命令で体温を上げているのです。
発熱した翌日、通常の診療時間内に、
小児科を受診してください。
小児救急電話相談を利用する
どうしても心配な場合は、救急外来へ突然駆け込むのではなく、
小児救急電話相談などに一度電話をしてみると安心ですよ。
#8000にダイヤルすると、休日や夜間の高熱など
子どもの急な病気の際の対処法をアドバイスしてくれます。
ただし、お住まいの地域によって時間帯が違うので
あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
高熱の際の子供への接し方とは?
次に、高熱の子への接し方です。
着る物や掛け物
熱が上がっている時は、手足は冷たくなっています。
掛ける物を増やして、温めるようにして下さい。
体温が上がりきったら、
体が熱く感じるようになって、汗をかいてきます。
こうなったら、身体を拭いてあげたり、
また肌着を換えてさっぱりとさせてあげてください。
暑がる場合は掛け物を少なくして調節するようにして下さい。
冷やしてあげる
おでこや首の下を、氷枕などで冷やしてあげるとよいでしょう。
また、わきの下や足を冷やしてあげてもよいです。
おでこを冷やすシートなども、
ひんやりとして気持ちがよく寝つきが良くなる場合もあります。
これで体温が下がるという訳ではありませんが、
嫌がらない程度におこなってあげて下さい。
部屋の温度調節
室温は健康な大人にとって、暑くもなく寒くもない程度がよいです。
冷房の空気が直接当たらない様にしましょう。
冬場は空気が乾燥するので、加湿してもよいでしょう。
食事と水分
食欲があれば、少しずつ食べさせてみたほうが良いです。
吐いたりしていなければ、子供が好きなものでもかまいません。
無難にするならおかゆ、うどん、すりおろしりんごがよいでしょう。
また、食べられなくても、水分はとるようにしてください。
ポカリスエット等のスポーツ飲料がいいですね。
解熱剤
高熱だと、気分がすぐれません。
水分が受け付けられなくなると、脱水になる心配も出てきます。
このような症状には解熱剤を使用しましょう。
自宅で親がやってあげられるケアも、たくさんあるんですね。
まとめ
いかがでしたか?
高熱の子への接し方。
病院に行くだけでなく、
親にしっかりとした知識がなくてはいけませんね。
子供が高熱では可愛そうです。
いつも以上に甘えたりぐずることもあるでしょう。
早くよくなるよう、頑張ってケアしましょう!