「勤労感謝の日」って何の日o(゚◇゚o)ホエ?
・・・と聞かれたら答えられますか?

Original update by:acworks
日本には年間を通していくつもの祝日があります。
何気なく過ごしている祝日も子どもにとっては
「なんで休みなの?」と不思議なものです。
簡単に答えられる祝日もありますが、
中には「あれ?」と悩んでしまう祝日もあるでしょう。
今回は子供に説明するには難しい「勤労感謝の日」
実はその裏には深い歴史があるんですよ(。-_-。 )ノハイ
勤労感謝の日とはどういうもの?
勤労感謝の日は毎年11月23日に該当します。
日本の祝日と認められているので、基本的に国民はお休みです。
昭和23年に制定された祝日ですヾ(=^▽^=)ノ
祝日法 第二条によると…
「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」
と書いてありますが、なんだか表現が難しいですね。
もう少し分かりやすく表現するとこうなります。
そして生活に必要な収穫や生産をみんなで喜びましょう。
国民みんなで感謝をしあいましょう。」
と、こんな感じになります。
今の生活は当たり前ではないのですw( ̄△ ̄;)wおおっ!
仕事をしてお金を稼ぐ人、身の回りの世話をしてくれる人、いつも支えてくれる人、
決してひとりで生きている訳ではないことに感謝しましょうという感じですね。
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勤労感謝の日の元である新嘗祭とは?
感謝・感謝と言われる勤労感謝の日ですが、実はその歴史をたどると、
とても複雑なんです(゚ー゚;Aアセアセ
勤労感謝の日をたどって歴史をさかのぼっていくと、
日本書紀にも出てくるほど古い「新嘗祭」という五穀豊穣のお祝いが発祥なのです。
五穀豊穣の「五穀」は穀物のことで、主に米・麦・粟・豆・黍などをさします。
「豊穣」は実りが多いこと、たくさん実ることをさしています。
要は穀物がたくさん実ることに感謝するお祝いだったんですね。
これは天皇が国民の代表として神様に五穀を奉納します。
そして神様と一緒に召し上がる儀式です(゚~゚)ふぅぅぅん
神様と共に実った五穀をいただくことで、
大いなる実り・収穫に感謝の意を表しているんです。
そんな新嘗祭は新しい天皇になって最初の新嘗祭は大嘗祭と呼ばれ、
宮中行事の中でもとても重要儀式だと言われています。
穀物の収穫がとても大切なことで作ってくれる農民や神様に
多大な感謝をしているのが分かりますよねv(。・・。) オッケー♪
どうして新嘗祭が勤労感謝の日になったのか?

Original update by:いらすとや
そんな新嘗祭が今では勤労感謝の日になったわけですが、
その経緯はどんな感じだったのでしょうか(━_━)ゝウーム
それはやはり、日本の歴史に深く関係しています。
戦前と戦後で天皇のあり方が変わったことが1番大きいんです。
戦前の天皇は神格化された存在だったので、国民からも神様として祀られていました。
もはや、自分たちと同じ人間ではなく、神様だったんですね。
しかし昭和20年に日本が戦争で負けました。
それをきっかけに天皇は「普通の人間」として扱われることになります( ̄▽ ̄;)!!ガーン
そういった戦後の政策により、新嘗祭は国全体のお祝いではなく、
天皇個人のお祝いとされてしまったのです。
一説では天皇の神がかった勢力を弱めたかったのではないか?という話もあります。
その代り「勤労感謝の日」と名前を変えて、
神も天皇も関係なく国民みんなの働きに感謝しようとなりました。
果たして天皇や国民はどっちの方が良かったんですかね。
今となっては分からないほど昔のお話です(x_x;)シュン
結局、勤労感謝の日は何に感謝するべき日?
そんな古い歴史があったものの、
結局「勤労感謝の日」は何に感謝するべきなのでしょうか?
そこを見失ってはいけないのでハッキリ言っておきましょう。
一言でいうと「仕事をしている人に感謝をする日」です( ̄∇+ ̄)vキラーン
仕事といっても、様々ですよね。
五穀につながる農業を営んでいる人はもちろん、漁業も産業も切り離せません。
それ以外にもIT業界、経済を回している人、政治家、教育者、料理人、職人
一見、自分には関係ないと思われる人でも、巡り巡って繋がっていると考えます。
また、仕事をしていないと思われる専業主婦だって、
育児や家事、いつも家を整えて迎えてくれることが労働なんです。
子どもたちだって、学校で勉強することがお仕事なんですよヽ( ´ ▽ ` )ノ ハーイ
そういったすべての勤労を尊び、生産をお祝いして感謝するのが勤労感謝の日です。
まとめ
いかがでしたか?
勤労感謝の日にこんなにも歴史があったとは…驚きですね。
そして国民はどこかで繋がっていて決してひとりではないということです。
まずは家族や友達など身近な人に感謝の意を表してみるのはいかがでしょうか。
お互いに感謝しあうことで国も豊かになるのでは?と思いました。
いつもと違った勤労感謝の日が過ごせそうですね(≧∇≦)