どうしてひな祭りにはひなあられを食べるの?
ひなあられの種類や作り方って?
Original update by : 足成
ひな祭りの定番のお菓子と言えば、やはりひなあられですよね(*^_^*)
女の子のいるご家庭ではもちろん、いないご家庭でも
ついついひなあられだけは買ってしまう、なんてこともあるのではないでしょうか?
そんな皆さんが何気なく食べているひなあられですが、
ひな祭りにひなあられを食べるようになったのにはちゃんとした由来があります!
せっかくひなあられを食べるのであれば、その意味についても知っておきたいですよね?
というわけで今回は、ひなあられが誕生した由来、
ひな祭りにひなあられを食べる意味などについてお話したいと思います。
ひな祭りにひなあられを食べる理由とは?
さて、ひな祭りにひなあられを食べるようになった理由とは何でしょう?
その理由には、昔の日本で行われていた「雛の国見せ」と呼ばれる風習が関係しています。
雛の国見せとは、ひな祭りの起源と言える行事「ひな遊び」の一種として、当時の女の子たちの間で行われていた遊びです。
内容としては、ひな人形を連れて野山や川辺に遊びに行き、人形に外の景色を見せてあげるという一風変わった遊びでした。
現代で言う、ピクニックのようなものですね(≧▽≦)
そしてピクニックと言えば当然、何か食べるものを持っていきますよね?
それは雛の国見せでも同じことで、当時は「外でも食べやすいお菓子」を持って出かけていたそうです。
察しの良い方はお気づきかもしれませんが、
そのお菓子こそ「ひなあられ」の元となった食べ物なのです。
ひなあられの原型には諸説ありますが、「菱餅を食べやすいように砕いて炒ったお菓子」「釜に残った米を利用して作ったお菓子」などの説が有力みたいですね!
ちなみに現代のひなあられと言えばカラフルなイメージがありますが、
その色にもちゃんとした理由があるそうです。
以下にまとめてみると、
3色の場合のひなあられの意味
- 白→(雪の)大地に宿る力
- 緑→木々の芽吹きに宿る力
- 赤→生命に宿る力
等、自然の力を表している。
4色の場合のひなあられの意味
- 緑→春
- 赤→夏
- 黄→秋
- 白→冬
等、日本の四季を表している。
といった感じです。
せっかくですから、今度ひなあられを食べる時はその色にも注目してみて下さいね!
ところで皆さん、「ひなあられ」と聞いたらどんなものを思い浮かべますか?
形はどうでしょう?味付けはどんな感じですか?
実は皆さんの知っている「ひなあられ」、
全国で食べられている訳ではないかもしれません( ゚Д゚)
というわけで次は、ひなあられの種類について確認していきましょう。
[adsense]
ひなあられにもいろんな種類があります!
ひなあられにはどんな種類があるのでしょうか?
ひなあられには定番商品から変わったものまで様々ありますが、
関東と関西では主流のひなあられが異なるようです。
というわけで、関東と関西の違いについて詳しく見てみましょう(-ω-)/
関東のひなあられ
関東のひなあられは米粒くらいの大きさで
色鮮やかなのが特徴で、味付けは砂糖なので甘めです。
色とりどりのポン菓子を想像してもらった方が早いと思います(´▽`*)
ちなみに関東のひなあられは、
「爆米(はぜ)」と呼ばれるお菓子が元になって作られたようです。
関西のひなあられ
関西のひなあられはコロコロとした丸型が特徴的で、落ち着いた色合いをしています。
そのため関東のひなあられと比べて、素朴な印象を受ける方が多いようです(●´ω`●)
また、味付けは塩や醤油が主流のため、甘くありません。
関西のひなあられのルーツは「菱餅を砕いて炒ったのが始まり」とされており、
これが由来でひなあられは3色になったとも言われています。
このように、関東と関西では「ひなあられ」の認識にかなりの差があるようです。
さらに地方によってはこの二つに属さないような、
変わった「ひなあられ」もあるかもしれません!
どうでしょう?こんな話を聞いていると、ひなあられを買いたくなりませんか?
しかしひなあられを買って、ただ食べるだけでは少し寂しいですね(/ω\)
そこで次は、ひなあられの様々な飾り方について学びましょう。
ひなあられの飾り方もいろいろです
Original update by : きうこ
ひなあられの飾り方に決まりなどはあるのでしょうか?
実のところ「これが正しい飾り方」と言えるような、
決まりとしての飾り方はないようです。
しかし、一般的には白酒や菱餅などと合わせて、
ひな飾りと一緒に飾ることが多いようです。
また、飾る時はお皿やなどに盛る場合が多いですね。
折り紙や和紙などで、簡単な菓子箱を折って使うのも可愛らしいのではないでしょうか?
しかしそのまま置いておくと湿気ってしまうので、早めに食べちゃいましょう(^^)
もちろん面倒な場合は、パッケージごと飾っても大丈夫です。
また、ひなあられと言えばひな祭りに飾られるイメージが強いですが、
実はお正月に飾られることもあるそうです(‘Д’)
正確には「ひなあられとして食べることのできる餅」を飾る風習があります。
この餅は「餅花(もちばな)」と呼ばれ、まるで花の蕾のように柳の枝に刺されています。
餅花は正月後もとっておき、ひな祭りの日に揚げて
「ひなあられ」として食べることができるそうです。楽しいですね(*‘ω‘ *)
さて、ここでふと「え?ひなあられって自分で作れるの?」という疑問が湧き上がってきました。
というわけで次は、ひなあられの簡単な作り方を見てみましょうか!
ひなあられの作り方を見てみよう
ひなあられは自分でも作ることができるのでしょうか?
ひなあられの原料はうるち米(普通の米)やもち米(餅の原料)なので、
代用品を使えば簡単に作ることができます。
今回はその中でも、特に簡単に作れるレシピをご紹介します(*’▽’)
まずは材料をチェックしましょう!
- 切り餅(2個)
- 砂糖 (60g)
- 水 (50ml)
- 抹茶、ココア等のお好みの粉末(適量)
スーパーやコンビニなどで、簡単に手に入る材料ばかりですね(´▽`*)
では、気になる作り方の確認です!
- 切り餅を5mm角程度に切り、クッキングシートを敷いた天板に並べます。
- それを150°のオーブンで2、30分焼き、指などで触って焼き上がりを確認します。
(焼きが足りない場合は、カリッとするまでオーブンで焼きましょう) - フライパンに砂糖と水を入れ、火にかけます。
そして砂糖が溶け、きつね色になったらすぐに火を止め、それを2で作ったアラレと絡めます。 - 出来上がったアラレが冷めたら、お好みの粉末と一緒にポリ袋へ入れ、粉が全体に行き渡るまで振ります。
たったこれだけで出来上がりです!
とってもお手軽で簡単なので、ぜひ試してみて下さいね。
まとめ
いかがでしたか?
ひなあられは「雛の国見せ」が元で生まれたお菓子だったこと、
あられの色にもちゃんとした意味があったことを分かって頂けたでしょうか?
もし誰かとひなあられを食べる機会があったら、
この話を他の人にも聞かせてあげて下さいね(*´з`)