ひな人形にも色々な種類があるって本当?
ひな人形を購入する時に重視すべきポイントは?
Original update by : Takuma Kimura
ひな祭りをお祝いする際に絶対欠かせないもの、それは「ひな人形」です!
いくら桃の花を飾っても、ひなあられや甘酒を並べても、
主役であるひな人形がなければひな祭りとは言えません(;_;
そのため、初めて女の子が生まれたご家庭では、
桃の節句が来る前にひな人形を購入するのが一般的です。
しかし、一言に「ひな人形」と言っても種類はたくさんあります。
せっかく娘さんのために買うひな人形、適当に決めたくはないですよね?
そこで今回は、ひな人形を購入する際に重視すべきポイントや、
実際にひな人形を購入した後の飾り方、しまい方について見ていきたいと思います。
目次
ひな人形を購入するときの選び方のポイントは?
さて、ひな人形を選ぶ際に、重視すべきポイントはあるのでしょうか?
重視すべきポイントは大きく分けて、
・ひな人形を購入する店
・ひな人形のお顔や衣装
・ひな人形のサイズ
以上の3つになります。
それではそれぞれの項目について、具体的に見ていきましょう(≧▽≦)
・ひな人形を購入する店
お店選びは、ひな人形の良し悪しを決める大切なポイントです。
ひな人形の販売場所としては、
小さな量販店から伝統的な人形専門店までたくさんあります。
もし、質より価格を取るのであれば、デパート等の量販店をおすすめします(*´▽`*)
今では、デパートまで行かなくとも少し大きなショッピングセンターなどでも、
季節になれば販売されますのでチェックしてみるとよいですね。
逆に、多少値が張っても良質なひな人形を買いたいという方は、
人形専門店を探した方がいいでしょう。
良い人形専門店の探し方としては、専門店のホームページを覗いてみる、取り扱っているひな人形の種類を比べる、娘を持つ親御さんにどこでひな人形を購入したか聞いてみる、といった所でしょうか?
それと、ひな人形を販売する業者の中には、詐欺まがいの手口を使ってくる悪質なものも紛れているので注意が必要です!
特に「二重価格」と「安さを強調する店」には気を付けましょう。
・ひな人形のお顔や衣装
ひな人形のお顔や衣装は、購入時に最も気にすべきポイントです。
おひな様の顔や衣装は、一見すると全く同じように見えるかもしれません。
ですが本当はそれぞれに個性があり、職人が作ったものであればその差は歴然です。
人形の表情やお顔の細工にも、いろいろありますし、パッと見て可愛らしいものや美人のもの、なんともいえない愛嬌のあるお顔のものもあるでしょう。
中には、なんとなく人を寄せ付けないような表情をした人形もあります。
これには、好みや相性などがありますので、
必ず確認したほうがいいポイントになります。
パッと見の豪華さに騙されることなく、
最低でも男雛と女雛のお顔や衣装くらいはチェックしましょうね(-ω-)/
・ひな人形のサイズや段数
これに関しては、ご家庭によって異なると思います(-_-;)
ひな人形には大きいものだと七段飾り、
小さいものだと平飾り(一段しかないひな人形)までありますよね。
しかし大きいひな人形を飾るには、
飾るためのスペースと収納スペースが必要になってきます。
ですからひな人形を購入する際には、あらかじめスペースの採寸や
収納場所の確保をしておきましょう(=゚ω゚)ノ
これでひな人形の購入ポイントはバッチリ押えましたね!と言いたいところですが……。
まだ値段のことについて、一切触れていませんでしたね(;´Д`)
ですから次は、ひな人形の価格を左右するポイントについて見ていきましょう。
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金額の差が出るのはどういうところ?
ひな人形の金額の差は、どういうところに出てくるのでしょうか?
金額の差が出るポイントは、
・人形の人数
・お顔の細かい造り(目や歯など)
・着物の生地や厚み、仕立ての良さ
・お道具の材質
などになります。
人形の人数や段数以外については、かなり細かい部分なので、
購入時にあまり深く観察される方は少ないかもしれません。
ですがひな人形は文字通り、「一生もの」の買い物です。
自分で判断するのが難しい場合は店員さんに聞くなりネットで比較してみるなり、
熟考された方がいいと思います(*‘ω‘ *)
また、金額の高いひな人形=最高のひな人形と考えられている方も多いですが、それは違います。確かに安物は粗悪品が多いことも事実ですが、現代人から好まれやすい人形が多いのもまた事実です。
逆に高級品は、昔ならではの重厚感や威厳を感じられますが、好みに合わなかったりする場合もあるので一概に高いから良いかというとそういうわけでもないのです。
ひな人形の値段にはピンからキリまであり、
安いものだと1万円程度、高いものだと100万円を超える場合もあります。
どれがいいかはご家庭によって異なると思いますので、
お財布と相談しながら決めてくださいね(;’∀’)
時代に合わせて様々なひな人形があります
Original update by : TANAKA Juuyoh (田中十洋)
ひな人形は時代と共に、どのような変化をしたのでしょうか?
ひな人形のルーツは、
「形代(かたしろ)」と呼ばれる草木で作られたお人形でした。
ですがこの形代、別に飾られていたわけではありません。
なんと!厄災を払うために川や海に流されていたのです( ゚Д゚)
ひな人形が飾られるようになったのは、
「天児(あまがつ)」「這子(ほうこ)」と呼ばれる人形が登場してからです。
この天児、這子が後にセットで飾られるようになり、
これからのひな人形の元である「立ち雛」が完成したと言われています。
さらにここから、室町雛、寛永雛、享保雛など、時代によって様々なひな人形が誕生します!
そしてこれらが元になり明和年間に作られたのが「古今雛」、
現代のひな人形の原型になっているそうです(^^)/
ちなみに現代では、ケースにひな人形が入っている「ケース飾り」、吊るして飾るタイプの「吊るし雛」、普通のひな人形とは一味違う「木目込み人形」など、昔とはまた違ったひな人形が作られています。
ひな人形にはこの他にもたくさん種類があるため、
気になる人はぜひ調べてみてくださいね(*‘ω‘ *)
さて、娘さんがいるご家庭では、今年もひな人形を飾ることになると思います。
しかしここまで見てきた通り、ひな人形には長い歴史と伝統があるのです。
そんなひな人形を適当に飾ってしまったら、
せっかくのひな人形が泣いてしまいますね(ノД`)・゜・。
というわけで次は、ひな人形の正しい飾り方やしまい方のルールを見てみましょう!
飾り方やしまい方にもルールなどはあるの?
ひな人形の飾り方・しまい方にルールはあるのでしょうか?
「ひな人形を飾る時、しまう時に守るべきルール」という大げさなものではありませんが、
飾る時期・しまう時期にはちょっとした決まりがあります。
というわけで早速、ひな人形を飾る時期、しまう時期をチェックしてみましょう(*’▽’)
ひな人形を飾る時期は?
立春(2月3、4日頃)から遅くても雛祭りの1週間前。
雨水(うすい)の日(2月18、19日頃)に飾ると良縁に恵まれると言われている。
ひな人形をしまう時期は?
啓蟄(けいちつ)の日(3月5、6日頃)くらいに片付ける。
中には4月くらいまで飾っている地域もある。
大体はこんな感じですね(*‘ω‘ *)
中には「ひな人形を出しっぱなしにするとお嫁に行き遅れる」という説を信じている方もいますが、ほぼ迷信なので多少しまうのが遅くなってしまったとしても大丈夫ですよ。
ですがひな人形を長い間放置すると人形が傷んでしまうのも事実なので、
早めに飾って早めに片付けるのがベストなのかもしれませんね(;´∀`)
まとめ
いかがでしたか?
ひな人形選びで重要なのは、お顔や衣装、購入する店、サイズの3点です。
特にお顔に関しては、好みや相性などがありますので、
購入時は必ずチェックすべき点になります。
これらの点に注意しながら、
娘さんが喜んでくれるようなお雛様を見つけられるといいですね(*^_^*)