関東と関西ではひな祭りにどんな違いがあるのかな?
全国ではどんな風にしているのだろう?

Original update by: aotaro
関東と関西は近いけれどどの県にも違った風習が存在しますよね。
それならばひな祭りにもいろんな祝い方があるのではないでしょうか?
今回は関東と関西のひな祭りの違いについてまとめてみました!
ぜひご覧下さいませo(●´ω`●)o
全国のひな祭りの行事ってどんな感じなの?
全国のひな祭りって違うのでしょうか?
実は違うのです!(。・ω・。)
その県にはその県なりの歴史があり、培ってきたものがあります。
お内裏さまとお雛さまを左右どちらにおくかでも、どの地方に育ってきたのかわかりますし、飾られているひな人形の顔立ちでもその違いがわかります。
皆さんはひな祭りの日は何を食べ、供えますか?
ちらし寿司でしょうか?鯛や蛤(はまぐり)の料理?
雛あらや菱餅(ひしもち)でしょうか?
実は、このひな祭りに食べられている物も地方によって違うようです。
案外、知らないことがあるものです( ´・ω・)
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ひな祭りの歴史と伝統について勉強しましょう
そもそもひな祭りはいつから始まったのでしょうか?
いつから始まったのか?については、実は明確なことはわかっていないようです(´・ω・`)
しかし平安時代から京都の貴族の女の子の中で「雛あそび」という遊びがあったそうです。
また身の穢れを払うという意味で「流し雛」と言って紙の人形を川に流すという風習があり、雛人形は汚れを祓うという「災厄よけ」の「守り雛」になったとされています。
そもそもひな祭りが現代に近づいたのは江戸時代のことで
節句と人形遊びが今のひな祭りに発展したのです。
それゆえに身分の高いお武家のお姫様などは、
悪い事がその身に起こらないようにと嫁入り道具に雛人形を渡していたようです。
嫁ぐ娘さんの幸せを願うご両親の気持ちが痛いほど伝わりますね(゜-Å) ホロリ
東京や茨城県の真壁などのひな祭り~東日本の場合
Original update by: gracias!
関東で作られる人形は関東雛と呼ばれています。
関西の人形と比べると目は大きく、
顔立ちがふっくらとしていて可愛い顔立ちをしています(*´∀`)
一般的によく売られているのがこの人形で皆様がよく目にするのは、
関東雛ではないかと思います。
また関東ではお内裏様が向かって左側に座っていますが、
関西の京雛は反対の右側に座っています。
これはなぜかと言うと大正天皇がご即位された時に、時西洋のスタイルで右側に立たれていたことから右側(つまり向かって左側)が偉い人という風習が始まったようです( _ _ )ナルホド
さて、東京ではどんなひな祭りの行事をしているのかご紹介しようと思います!
東京大神宮では雛まつりの祓という良縁などの願い事を、女性の方ならお雛様を模したお雛さま形代、男子の方ならお内裏様を模したお内裏さま形代に願いを書いて託すという縁結びの神社があります。
他にも春を告げる伝統行事の人型の人形を川に流しして子どもの無病息災を願う「江戸流しびな」や、あさりの貝殻を使って貝のお雛様作りなどを行っていますよ(*^ワ^*)
茨城県桜川市の真壁町では町全体がひな祭りの行事を行っています。
多くの家は文化財登録されていてとても風情のある街並みです。
それだけでも見る価値はありますね!
150軒以上の家や店が江戸時代から代々受け継がれ、
大切にされていたひな壇を家に飾り、出迎えてくれます。
ところで真壁でなぜひな人形を飾るようになったのか、皆さんはご存知でしょうか?
きっかけは町おこしだったのです!\(^ ^)/
「寒い時期に真壁に来てくれた人をもてなそう」
という不安と希望を抱きながら始めたひな祭りでした。
きっと苦労されたことも多いでしょう。
余談ではありますがそんな背景が真壁にはあったのだと、
心に留めていただければ幸いです(*^ワ^*)
真壁の雛祭りに興味がある方はぜひ、
時期になったら足を運んでみてはいかがでしょうか?
真壁のひなまつり(桜川市観光協会公式サイト)
http://www.kankou-sakuragawa.jp/page/dir000053.html
京都や佐賀のひな祭り~西日本の場合
関西で作られる人形は京雛と呼ばれています。
京雛の人形の顔立ちは関西とは対照的な鼻筋のスッとしていてくっきりしていますので、
どことなく凛々しい印象を受けます(`・ω・´)
先ほども書かせていただきましたが関西では
ひな人形をひな壇に並べる時、お雛様とお内裏様が左右逆です。
理由は並べ方に特に決まりがなかった関東とは違って
関西ではどちらが右か左か決まっていたからです。
さて、では京都ではどんなひな祭りの行事があるのかご紹介したいと思います。
下鴨神社では和紙で着物を作り、土を丸めて胡粉(こぶん)を塗った人形を使って厄を祓う「流し雛」が行われます。
市比売神社では「ひいなまつり」が行われており、衣紋(えもん)の着付け方を紹介したり、人がひな人形の恰好をしたり、五人囃子の雅楽に合わせ三人官女の舞などを見せてくれますよヾ(*・ω・)ノ
佐賀では佐賀城下で大々的に行われている「ひなまつり」があります。
市内の中学生が作ったひな人形を展示したり、
高校生達等が装飾やいろんなイベントをしています。
市内には見どころがいっぱいあって微古館の鍋島家で展示されている長さ6メートルと5メートルという巨大なひな壇は圧巻です。
また、ひな人形や銀製雛道具、その他見事な小細工の髪飾りなどのすばらしい展示物もあります!
他にも旧古賀銀行では伝統工芸菓子の寿賀台(鯛の砂糖菓子)やまるぼろうの試食、佐賀銘菓の買い物ができちゃいます♪
佐賀城下ひなまつり
http://www.sagabai.com/main/844.html
ひな祭りやひな人形については、こちらの記事も詳しく紹介しています。
「ひな人形の選び方やポイントは?しまい方にもルールがある?」
「ひな祭りにひなあられを食べる理由をしっていますか?」
「白酒と甘酒の違いは?間違えて子どもが飲むと危険なのはどっち?」
まとめ
いかがでしたでしょうか?
関東と関西のひな人形の特徴の違いやお内裏様とお雛様の右と左の違い、ひな祭りではどのような行事が行われているのかなどの情報はお役に立ちましたでしょうか?
ご閲覧いただきありがとうございました!